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キヤノン、手ブレ補正搭載のEF広角ズーム「EF 16-35mm F4L IS USM」

高画素フルサイズ機を意識した周辺画質

 キヤノンは、交換レンズ「EF 16-35mm F4L IS USM」を2014年6月中旬に発売する。直販価格は税別15万4,000円。

 35mmフルサイズ対応の広角ズームレンズ。4段分の効果を持つ手ブレ補正機構を搭載する。同社では、望遠ズームの「EF 70-200mm F4L IS USM」、標準ズームの「EF 24-70mm F4L IS USM」と組み合わせるIS搭載F4シリーズの1本として位置づけている。

 近い焦点域の広角ズームには、より大口径の「EF 16-35mm F2.8L II USM」(2007年3月発売、税別23万円)、より小型軽量な「EF 17-40mm F4L USM」(税別12万円)がある。

 同社ではカメラの高画素化に加え、大きいサイズでのプリントやパソコン上での等倍鑑賞が今後も広まると見込む。そうした現状も踏まえ、ユーザーからも要望があったという周辺画質の向上を特徴とする。

 レンズ構成は非球面3枚、UDガラス2枚を含む12群16枚。最短撮影距離は0.28m。絞り羽根は9枚(円形)。フィルター径は77mm。防塵防滴構造とした。

レンズ構成図。赤枠部分がISユニット

 最大径×全長は82.6×112.8mm。重量は約615g。

レンズフードEW-82

 レンズフード「EW-82」(単品税別4,800円)が付属する。

(本誌:鈴木誠)