特別企画
iPhone 7 Plus で撮るフォトジェニックな都会のオアシス
ついつい写真を撮りたくなる「東京ガーデンテラス紀尾井町」の身近なフォトスポットを紹介
2017年4月7日 12:00
待望のサクラが咲きました!(4月7日追記)
掲載時点(3月31日)ではまだ咲いてなかったお堀の桜が、いよいよ咲き始めました。週末には満開に近い華やかな情景が期待できそうです。
というわけで、記事の最後にライトアップされた桜の作品を追加しました。どうぞお楽しみください。(編集部)
各地で桜が咲き始めた。都内の最新スポットとして注目を集める「東京ガーデンテラス紀尾井町」でもそろそろ桜が見頃になりそうだ。
このフォトジェニックで歴史のある空間を、スマートフォンで持って散策しながら撮影してみるのが面白い。桜はもちろん旧い洋館やビオトープまで存在しているので実に撮り甲斐があるからだ。カメラを持っていない会社帰りなどでも気軽に立ち寄って、撮影と食事やお酒を楽しむのがオススメだ。
そんな東京ガーデンテラス紀尾井町のフォトスポットを、今回はアップルのiPhone 7 Plusで撮影してみた。
東京ガーデンテラス紀尾井町とは
歴史ある紀尾井町に建てられたインテリジェンスかつフォトジェニックな上質な空間。最上級のプリンスホテル「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」や最新のオフィスやカンファレンス施設を擁する「紀尾井タワー」、豊かな緑とオープンカフェやレストランが並ぶ「紀尾井テラス」、高級な住空間の「紀尾井レジデンス」、美しいチューダー様式の洋館・旧李王家東京邸をリノベーションした「赤坂プリンス クラシックハウス」など、新旧が融合した複合施設となっている。
地上36階地下2階の紀尾井タワーは、旧「赤プリ」に変わるランドマークとして弁慶濠を見下ろしており、東京の新しいシンボルにもなっている。地下鉄・東京メトロ永田町駅直結、赤坂見附駅から徒歩1分と交通の便もよく、とても魅力的なスポットになっているのだ。
それでは早速、作品をご覧いただこう。
訪れた人を出迎える斬新なパブリックアート
まずは「紀尾井テラス」の正面、花の広場にそびえるパブリックアート「Echoes Infinity 〜Immortal Flowers〜」を「紀尾井タワー」をバックにあおって撮影。写り込みが面白くなるようなポジションを取ってシャッターを切った。
そして「Snapseed」の画像調整で明るくハイコントラストに仕上げて、カラフルな花々とそこに集まる蝶を硬調に演出した。
見惚れるほど美しい、紀尾井タワーのテクスチュア
ソリッドで近未来的な佇まいを見せる「紀尾井タワー」。それをiPhone 7 Plusの2xカメラで切り取った。よりクールな雰囲気を増幅するためにアプリ「Snapseed」の画像調整でコントラストと彩度を高めにしてみた。環境負荷の低減を図った断熱性の高いLow-e複層ガラスとメタルのフレームが印象的だ。
先進の都市空間に、行き交う人の想いが交差する
人々が行き交う「東京ガーデンテラス紀尾井町」。その様子を紀尾井テラスから俯瞰で撮影した。歩行中の人々がいいバランスになるように何回かシャッターを切って、「Snapseed」のグラマーグローを使って暖かみを醸しだした。エントランスから差し込む春の斜光が美しかった。
この地に刻まれた歴史の重みとともに
「空の広場」の下は江戸城外郭の赤坂門跡で、寛永13年(1636年)に福岡藩主・黒田忠之によって築かれたもので、その佇まいは悠久の時の流れを感じさせてくれる。
いにしえの石垣を最先端のスポットから、iPhone 7 Plusの2xカメラで撮影。「Snapseed」のドラマフィルターをかけたあと、モノクロ化して重厚感を出した。よく見ると、使われている石の一部の表面に黒田家家紋の「裏銭紋」が確認できる。
優雅な佇まいの赤坂プリンス クラシックハウス
「東京ガーデンテラス紀尾井町」でもっともフォトジェニックなポイントを挙げるとすれば、1930年に建てられた旧李王家東京邸をリノベーションした「赤坂プリンス クラシックハウス」だろう。その気高く優雅な存在感をストレートに撮ってもいいがどうも同じ写真になりがちだ。
なのでスマートフォンを持ってあちこち歩いて見つけたアングルがコレだ。このように紀尾井テラスをうまく額縁のように使って、新旧を対比させてみるのが面白いだろう。「Snapseed」のドラマフィルターと周辺減光効果を使って仕上げた。
年月を重ねたものにだけ宿る風格
「赤坂プリンス クラシックハウス」はとても魅力的な被写体だ。建物全体はもちろんのこと各所のディテールも興味深い。その一部、木でできた窓枠と装飾、そして室内に灯る照明を「紀尾井レジデンス」側から狙った。
クラシックな雰囲気を出すため、「Photo fx」のB/W Looks内のDiffuseフィルターを使用。より厳かなイメージが出たと思う。
現代と過去、それぞれに想いを馳せて
尖塔アーチが特徴的なチューダー様式の「赤坂プリンス クラシックハウス」。そのシンボルの「紀尾井タワー」への写り込みを狙ってiPhone 7 Plusのシャッターを切った。ちょうど紀尾井テラスにあるパティスリーのテントと、3つ三角形が並ぶ面白い形となった。
「SKRWT」でアオリによる歪みを取り、「Photo fx」のRadiantフィルターで柔らかいイメージにした。
静かな環境に佇むのは……
「赤坂プリンス クラシックハウス」前、水の広場に立っているパブリックアート「White Deer」。古来より神の使いとされる鹿を表現したものだが、その堂々たる姿を真後ろから撮影。美しいフォルムと力強さを強調するために、「Snapseed」のHDR風フィルター「強」をかけた。大胆にフレーミングした「White Deer」がより神々しくなったのではないだろうか。
建築美とアートが織りなすソリッドな空間
プリンス通り側から再び「White Deer」を狙う。iPhone 7 Plusの2xカメラで遠近感を圧縮し、「紀尾井タワー」とのマッチングを意図した。
「SKRWT」であおり歪みを補正し、「Snapseed」の画像調整でコントラストを強めると同時に彩度をグンと落として、神の使いである「White Deer」のエッジ感をより表現した。直線的なビルと複雑な鹿の角とのコントラストがいい感じである。
ここにも現代と共存する歴史遺産が
「赤坂プリンス クラシックハウス」から「芽生えの庭」を抜けると「光の森」が拡がる。いわゆるビオトープだが、在来の植物種を植栽していて本来の自然に近い環境を実現しているという。
その一番奥に架かっている石橋をiPhone 7 Plusの「ポートレートモード」で撮ってみた。このような被写体でもきれいに背景をぼかした「被写界深度エフェクト」が得られるので、これから咲き出す花々を撮ってみるのも楽しいに違いない。
都心に残された癒しの自然 メダカやホタルに出会えるかも
「光の森」を訪れたらジックリと清流をのぞき込んで欲しい。ここに棲んでいるはずのメダカが泳いでいるのを確認できるはずだ。「東京ガーデンテラス紀尾井町」はエコロジカルネットワークに貢献するまちづくりを目指しており、都心部の貴重な水辺の生態回廊を形成しているという。
その潤いのあるストリームを「VSCO」の09番フィルターでアナログチックに仕上げた。
4月6日特別追加:時代は変われど咲きほこる伝統の桜
「東京ガーデンテラス紀尾井町」の桜ライトアップは見事である。濠を見つめてきた桜の大木と、インテリジェントビルの対比が面白いからだ。
Abobe Photoshop LightroomでDNG撮影したのち現像、「Snapseed」に書き出して色合いとグロー感とノイズ感を加え、艶めかしいイメージを増幅させた。
空が暗く落ちる前にライトアップの桜をあおって撮影。「紀尾井タワー」を背景に風に揺れる枝を狙う。iPhone 7 Plusの2つのカメラを切り替えて、自分なりのコンポジションを狙ってみると面白いカットが撮れることだろう。
この作品では、「Snapseed」でほのかな色合いに調整して仕上げてみた。これから満開を迎える桜をぜひ撮影に行ってみて欲しい。
スマホでも十分楽しめる! 気軽に立ち寄って撮影したい都市の中のフォトジェニック空間
このように「東京ガーデンテラス紀尾井町」は、アクセスのよい都心の一等地にありながら、歴史と自然、そしてインテリジェント感がバランスよく存在している貴重な空間となっている。カフェやレストラン、コンビニもあるので、ふと空いた時間にフラリと撮影に立ち寄るといいだろう。
スマートフォンを片手にアチコチ歩いてみると、自分だけの思いがけない発見があるかもしれない。あなたもフォトジェニックな「東京ガーデンテラス紀尾井町」に出かけてみてはいかがだろうか。
制作協力:株式会社西武プロパティーズ