写真で見るFUJIFILM X-S1


 富士フイルムが12月7日に発売するレンズ一体型デジタルカメラ「FUJIFILM X-S1」の試作機をお借りできたため、外観と画面写真をお届けする。

 X-S1は、有効1,200万画素の2/3型EXR CMOSセンサーと24-624mm相当の26倍ズームレンズを特徴とするレンズ一体型のデジタルカメラ。同社が10月5日に開発発表した「FinePix X100」、「FUJIFILM X10」に続くXシリーズの第3弾になる。店頭予想価格は8万円前後の見込み。

 アルミ削り出しのモードダイヤルとコマンドダイヤルは操作感・質感が高く、ボディ全面に施された特徴的なラバー調コーティングがカメラのホールディングを助ける。いずれもXシリーズの高品位な質感を継承したものという。フル画素で7コマ/秒の連写速度や、フルHD動画記録機能、パノラマ撮影機能といった機能面にも抜かりはない。

 シャッターボタンと同軸の電源スイッチやマニュアルズームレンズの採用により、一眼レフカメラのような操作スタイルを実現しているのもポイント。手ブレ補正機構も効果的で、624mm相当の望遠端でもそれなりに手持ちで安定したフレーミングが行なえる印象だった。レンズ交換式デジタルカメラでは得難いズーム域を利用できるオールインワンのカメラとして、幅広い撮影シーンでの活躍に期待できそうだ。

外観

上面および背面右手側の操作部
背面左手側の操作部前面にフォーカスモードの切り替えスイッチを備える
液晶モニターは可動式
内蔵ストロボをポップアップしたところ側面の端子類
EVF切り替え用のアイセンサーを搭載レンズ鏡筒に焦点距離と135換算値を記載
記録メディアスロットは側面バッテリー室
付属のバッテリーとチャージャー付属のレンズキャップ
金属製のバヨネットフードが付属するフードを装着したところ
化粧箱
(参考)ソニーα55(左)、キヤノンEOS 7D(右)とのサイズ比較

画面

※モアレは撮影したカメラによるものです。

・撮影画面

絞り優先モードカスタム表示にしたところ
DISPボタンで表示スタイルを選んでいるところ
パノラマ撮影機能を搭載
ぼかしコントロールも使用可能

・メニュー

撮影メニュー(1/4)撮影メニュー(2/4)
撮影メニュー(3/4)撮影メニュー(4/4)
感度設定の項目動画記録画質の項目
セットアップ(1/6)セットアップ(2/6)
セットアップ(3/6)セットアップ(4/6)
セットアップ(5/6)セットアップ(6/6)
EVFの表示フレームレートを選べるFnボタンに任意機能を割り当てられる

・再生画面

再生画面(情報表示)詳細情報表示
再生メニュー(1/3)再生メニュー(2/3)
再生メニュー(3/3)


(本誌:鈴木誠)

2011/11/30 00:00