写真で見るキヤノン「EOS Kiss X4」

Reported by 本誌:鈴木誠

 キヤノンが26日に発売する予定のデジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss X4」を借用できたので、外観やメニュー画面を中心とした記事をお届けする。実写を交えたレビューについては後日掲載の予定。

 EOS Kiss X4は、同社エントリーモデルの最新機種。クラス初となる有効1,800万画素のCMOSセンサーを搭載し、さらに動画撮影がマニュアル露出に対応するなど、ミドルクラス「EOS 7D」の要素を取り入れている。画像処理エンジンはDIGIC4。

 店頭予想価格はボディのみが9万円前後、「EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS」を同梱するレンズキットが10万円前後、レンズキットに「EF-S 55-250mm F4-5.6 IS」を加えたダブルズームキットが13万円前後、ボディと「EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS」をセットにしたレンズキットが13万円前後の見込み。

 外観は全体的にやや丸みを帯びたボディになり、動画撮影/ライブビューボタンとクイック設定ボタンを背面に新設した。また、液晶モニターはアスペクト比3:2の3型104万ドットになった。

 シャッター音、ファインダーの見え具合、グリップの握り心地などは、EOS Kiss X3から大きな変化はないようだ。

シャッター音(単写)
シャッター音(連写)

外観

 
左手の触れる位置にラバーが付いたEOSのロゴプレートと機種名ロゴがひとつになった
シャッターボタン周りの配置はEOS Kiss X3と同様。モードダイヤルの印字は白抜きに内蔵ストロボをポップアップしたところ
動画撮影/ライブビューボタンとクイック設定ボタンを新設したほか、一部ボタンの形状を変更MENUおよびDISP.ボタンの形状も変更
SDXCメモリーカードに対応する端子カバー内。外部マイク端子を備えた
新しいバッテリー「LP-E8」と付属の充電器「LC-E8」ライブビュー撮影を行なっているところ

バッテリーグリップ「BG-E8」装着例

 
縦位置シャッターボタンとダイヤル縦位置時の背面操作部
底面BG-E8本体と付属のバッテリーホルダー。単3乾電池も使用可能

画面表示など

ライブビュー撮影画面情報とヒストグラム表示
ライブビュー撮影時は2種類のグリッドを表示できる。写真はグリッド1グリッド2を表示しているところ
ライブビュー撮影中にクイック設定ボタンを押すと、設定項目をオーバーレイ表示するファインダー撮影時にクイック設定ボタンを押したところ。方向キーで項目を選択、操作できる
露出補正幅は±5EVになった。AEブラケットの幅は±2EVまでメニュー内のISOオート上限設定

・Eye-Fi連動

メニュー内にEye-Fi設定を追加ファインダー撮影時のEye-Fi状況表示(通信オフ時)
ライブビュー撮影時のEye-Fi状況表示(通信オフ時)

・動画撮影機能

メニューでマニュアル露出を選択可能になった動画撮影中。ヒストグラムは表示できない
センサー中央部のみを利用し、約7倍の望遠効果を得られる動画クロップライブビューおよび動画撮影時は任意の位置を5倍もしくは10倍に拡大できる
動画再生画面動画編集画面

・著作権情報入力

メニューに著作権情報の項目を追加した作成者名の入力画面

・再生画面

3:2で撮影した画像をフルに表示できるようになったヒストグラム表示
RGBヒストグラム表示

鈴木 誠

2010/2/17/ 00:00