私はこれを買いました!

いざという時に役立つポケット三脚

Leofoto「MT-03 + LH-25」(三井公一)

年末恒例のお買い物企画として、写真家・ライターの皆さんに、2023年に購入したアイテムをひとつだけ紹介していただきました。(編集部)

カメラバッグに入っている安心感

ふだんはブラブラとあちこちをさすらって撮影しているので、仕事の時以外はほとんど三脚というものを使わない。が、年に数回は「ああ、三脚があったらなあ」と思うシーンに遭遇する。といってもミニ三脚で十分なケースが多い。そんな時に重宝しているのがレオフォトの「MT-03+ LH-25」だ。

軽量コンパクトでアルカスイス互換雲台だし、何よりも頑丈である。カメラバッグのすき間にスルリと入れておけるスリムさもいい。いざという時に取り出してパッと使うのである。カメラはシグマの「fp」や「fp L」(社外品のアルカスイス互換グリップを装着している)なのでバランスも素晴らしい。

そんなミニ三脚だが、コンパクトすぎてどのバッグに入れたか忘れてしまうのが難点だ。また撮影現場に置いてきてしまうこともしばしば。そんなわけで何台目かの「MT-03 + LH-25」購入と相成った。

これがカメラバッグに入っていれば安心である。橋の狭い欄干上に設置もできるし、テーブルなどを活用して高さを稼げば何かと実用的だ。またオフカメラフラッシュ撮影でフラッシュを背景に仕込む際にもライトスタンド代わりに使っている。

大活躍間違いなしの「MT-03 + LH-25」なのだが、少し大きな「MT-04」が気になっている。CP+2023で触ったときにいい印象だったのだ。次回なくしたときの後継にはこれにするかもしれない。2024年末の当コラムで登場したら笑って欲しい(笑)。

fp L/16-28mm F2.8 DG DN | Contemporary/28mm/マニュアル露出(2.5秒・F8)/ISO 1600

近況報告

2023年は海外取材も復活してブラブラと撮影する範囲も広がった。お酒関連の撮影が多いので、日本に限らず世界中のバーなどに出没した。一番好きなのは立ち飲み屋なので、撮影ついでにいいお店を2024年は発見したいと思っている。

1966年神奈川県生まれ。新聞、雑誌カメラマンを経てフリーランスフォトグラファーに。雑誌、広告、Web、ストックフォト、ムービー、執筆、セミナー、コンサルティングなどで活躍中。有限会社サスラウ代表。著書にはiPhoneで撮影した写真集「iPhonegrapherー写真を撮り、歩き続けるための80の言葉(雷鳥社)」「iPhone フォトグラフィックメソッド(翔泳社)」などがある。公式サイト:http://www.sasurau.com