私はこれを買いました!
“出目金”じゃない超広角レンズに惹かれた
Irix Firefly15mmF2.4(茂手木秀行)
2020年12月24日 16:00
自由なフィルターワークが可能な超広角レンズ
超広角なのに出目金レンズじゃない! という点に惹かれて買いました。
第1面の曲率は小さく強い凸になっているけれど、しっかり鏡筒の内側に収まり、レンズが前に出ていないんですよ。もちろんフィルターネジも切ってあり、95mm径の円形フィルターが使えるほか、100mm幅の角型フィルター用のアダプターも用意されていて、フロント側でフィルターを使えることが大きなメリットです。このクラスでは恐らく唯一でしょう。
おかげでグラデーションのNDフィルターやソフトフォーカスのハーフフィルターなども使えるのです。風景や星景ではなんやかんやフィルターを使うことが多いものですが、超広角ではリアフィルターが一般的でつけ外しが面倒ですよね。そもそもPLフィルターなど取り付けできないフィルターもあるし。ここが大きく1番の購入動機ですが、デザインも質感も良くコストパフォーマンスの高い一本です。
光学性能も非常に高く第一級といえるものですが、これより良い性能の製品もあります。でも、写真表現に欠かせないフィルターワークを自由に行えることを優先した設計は、使う立場に立った目線であるといえるでしょう。だからこそ、今年の僕のイチ推しレンズです。
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