写真展

山畑俊樹写真展「今日もパレスチナにいる」

(ニコンサロン)

地中海東岸にあるパレスチナは、ガザ地区とヨルダン川西岸地区からなる。昨年8月に大きな侵攻があったガザ地区と比べ、ヨルダン川西岸地区は比較的安定していると言われる。人々は学校や職場に通い、家族や友人と時間を過ごし、モスクや教会で祈りを捧げる。山間部では古くからオリーブ栽培が盛んで、どこまでも続くオリーブ畑はパレスチナの牧歌的な風景である。一方で、分離壁による土地の分断や、イスラエル人入植地の建設に伴う衝突も絶えない。日常と紛争が混在している。

作者は難民キャンプに住む青年との出会いをきっかけに、現地大学へ留学した。2013年9月から約3ヶ月間をヨルダン川西岸地区、14年1月から約3ヶ月を隣国ヨルダンで過ごし、報道に上がらない人々の生活模様を撮影した。

本展では、ニアリーン村のオリーブ収穫、ナビー・サーレフ村の抵抗運動、ナブルスやヘブロンといった都市部で働く人などの写真を展示する。カラー23点・モノクロ5点。

(写真展情報より)

会場・スケジュールなど

  • ・会場:新宿ニコンサロン
  • ・住所:東京都新宿区西新宿1-6-1新宿エルタワー28階
  • ・会期:2015年6月23日火曜日〜2015年6月29日水曜日
  • ・時間:10時30分〜18時30分(最終日は15時まで)
  • ・休館:会期中無休
  • ・入場:無料
  • ・会場:大阪ニコンサロン
  • ・住所:大阪市北区梅田2-2-2ヒルトンプラザウエスト・オフィスタワー13階
  • ・会期:2015年9月17日木曜日〜2015年9月23日水曜日
  • ・時間:10時30分〜18時30分(最終日は15時まで)
  • ・休館:会期中無休
  • ・入場:無料

ギャラリートーク

6月27日土曜日13時〜14時(新宿ニコンサロン)

作者プロフィール

1993年 フランス・ストラスブール生まれ。早稲田大学人間科学部5年生。大学入学後、世界一周を目指し一人旅を始める。 13年9月から14年4月にかけてパレスチナのヨルダン川西岸地区、ヨルダン王国に留学。本格的に写真を始める。13年第62回ニッコールフォトコンテスト第4部大賞受賞。

(本誌:河野知佳)