写真展告知
旅とスナップの魅力を“写真プリント”で
エプサイトギャラリー特別企画展:上田晃司 × コムロミホ「The Departure」
2025年1月10日 11:15
当サイトでもおなじみの上田晃司さんとコムロミホさんが、共同で写真展を開催する。旅とスナップをテーマに、それぞれの世界を1つの空間に演出。海外旅行者になじみ深い「Departure」という単語から想起されるように、カメラを持って今すぐにも旅立ちたくなるような写真展になっている。
YouTubeで展示の裏側も
写真家夫婦として知られるお2人だが、夫婦揃っての展示は意外にも少ない。特に今回のような大規模なものは初めてとなる。
見どころは、旅を切り口にしたそれぞれの感性。上田晃司さんは賑やかなハバナの街並みを色彩豊かに、一方コムロミホさんは厳冬のパリをモノクロでシックに。両者それぞれの目線の違いを楽しめる。
写真用紙の販売やプリントサービスを行う店舗「MONO GRAPHY Camera & Art」を夫婦で運営しているだけあり、写真プリントへの強い想いも感じられる。例えば上田晃司さんはエプサイトのプライベートラボを利用し、「やってみたかった」という最大B0サイズでの作品プリントに挑戦。しかもすべての作品で余白をなくした裁ち落としで仕上げたという。緻密に余白を設定し、額に統一感を持たせたコムロミホさんの作品との差異が面白い。
また、写真プリントについて学べるコーナーも設けられている。用紙のサイズや種類の違いで与える印象の違いを体験できる。
なおYouTube「写真家夫婦 上田家」で、今回の展示に至るまでの経緯が解説されている。写真セレクトの方法や大判プリント、額装のテクニックなどについて子細な説明を見ることができる。
会場には動画内で使用した用具の実物が展示されている。例えば一般的にはあまりなじみのないであろう、ブックマットなどにも触ることができる。
「海外で写真を撮ってモニターで見返したり、SNSに上げたりするのも良いでしょう。でも物理的なプリントにしていただくと、より強い思い出になるのではないでしょうか。作品としてのクオリティも明らかに上がり、人に見せたくなるかもしれません。そういうステップを通じて、写真とプリントの良さを体感していただければと思っています」(上田晃司さん)
「旅先から帰ってきたら、何点かの写真を組写真にしたり並べて飾りたいと思います。でもそのとき、作品それぞれのトーンが揃っていないと気になるものです。プリントすると自分の作品を俯瞰して見ることにつながり、自分はどういったトーンが好きなのかにも気づきやすくなります。そういう意味でも、ぜひプリントに親しんでほしいですね」(コムロミホさん)
上田晃司 × コムロミホ『The Departure』開催概要
開催期間
2025年1月8日(水)~2月1日(土)
開催時間
11時00分~18時00分
休廊
日曜日・祝日
会場
エプソンスクエア丸の内 エプサイトギャラリー
ギャラリートーク
写真家とともにギャラリー内を歩きながら解説を聞くイベント。予約なしで参加できる。
日時
1月11日(土)13時00分~、15時00分~、17時00分~
写真家夫婦 上田家 ペーパーソムリエプリントサービス
会期中に「MONO GRAPHY Camera & Art」に持ち込んだ作品データを、お2人がプリントしてくれるという企画。55種類の用紙から作品にあわせたものをチョイスするとのこと。使用するプリンターはエプソンのSC-PX1VL。A4サイズ限定で料金は500円(税込)だ。
プリントサイズ
A4
用紙
上田家の2人が作品にあわせてセレクト
申込方法
データをUSBメモリまたはSDメモリーカードに入れて申込書とともに「MONO GRAPHY Camera & Art」まで持参
申込期間
2025年1月9日(木)〜2月1日(土)
※定休日:月曜日・火曜日・水曜日
引換
2025年3月13日(木)以降、「MONO GRAPHY Camera & Art」で