写真展告知

上吉川祐一写真展:いのち「牛革製品ができるまで」

株式会社ワイドトレードは、Leofotoショールームにおいて、写真家の上吉川祐一氏による写真展『いのち「牛革製品ができるまで」』を6月6日(木)から開催する。

同氏は、畜産農家やタンナーを丁寧に取材し、牛革製品が完成するまでの過程を撮影。普段はみる機会の少ない、皮の加工工程やそれを支える職人たちの真剣な表情など、ライティングなど細部にまでこだわった作品を展示する。

また、食肉加工した際の副産物となる皮を利用し、制作された牛革製品を通じて「いのちの大切さ」について考えるきっかけを提供する写真展になるという。

6月29日(土)と30日(日)には、革ができる過程の話と、どのような機材を使用して撮影したか、ライティングやカメラの設定、三脚などの使用方法を解説するトークショーを実施する。

皮革産業の盛んな兵庫県たつの市で生まれ育ちました。初めて牛革財布の撮影依頼を受けたのは15年前。その後も依頼をいただく中で、どのような過程を経て牛革製品となっていくのかに興味が湧き、取材を続けてきました。食肉加工をするための屠畜場では目を背けたくなるようなシーンもありましたが、大切な命をいただいて生活をしているという事実にあらためて気付かされました。私たち消費者が目にするのは製品となった後ですが、その過程には多くの人たちが関わっています。写真展を通じてその人たちの思いとともに私たち人間は動物や生き物たちに生かされているということが少しでも伝わればうれしく思います。

作者コメント

会場

レオフォトショールーム

開催期間

2024年6月6日(木)~6月30日(日)

開催時間

10時00分~18時00分

定休日

火曜日・水曜日

トークショー(各日定員25名)

6月29日(土)13時00分~
6月30日(日)13時00分~

作者プロフィール

1978年、兵庫県たつの市生まれ。7年間のスタジオ勤務を経て薬師山写真館を設立。ポートレートからドキュメンタリーなど、企業の広告写真も手掛けるほか、写真と通じた地域活性に注力。臨場感や空気感を大切にした撮影を行っている。

写真集「かわと生きる」を2024年5月に出版。写真展に「いのち 牛革製品ができるまで」(富士フイルム フォトサロン東京、札幌、大阪)。

国内外のフォトコンテストでの受賞歴多数。WPCワールドフォトグラフィックカップ日本代表(2017年、2023年)。公益社団法人 日本写真家協会会員。