写真展告知

中藤毅彦写真展:CHAOS SHIBUYA

(OM SYSTEM GALLERY)6月16日~6月27日

多面体のごとく様々な貌を見せる巨大都市東京。その中でも最もエネルギーに満ちた場所は渋谷であろう。
つい一週間前そこに在った風景が忽然と消えているのは渋谷の日常茶飯事だ。
果てしなく続く再開発の嵐は、圧倒的な破壊と創造で街を日々アメーバのごとく変貌させてしまう。
渋谷ほど、時代の空気がダイレクトに反映される変幻自在な街は他にない。
それは、この街の持つ強力な磁場に引き寄せられる人々の容貌にも現れる。
無数の群衆が自らの出で立ちを主張しながら擦過するスクランブル交差点は、都市という劇場における舞台装置だ。
ハロウィンで暴動寸前となったかと思えば、緊急事態宣言では無人のゴーストタウンと化してしまう渋谷。
この10年余り、折に触れて、このカオスに満ちた街を撮り続けて来た。
気がつくと、そこには現在進行形で進み続ける街の変貌が地層の様に写り込んでいた。

出展作品数 107点を予定

写真展情報

会場

OM SYSTEM GALLERY
東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビル地下1階

開催期間

2022年6月16日(木)~6月27日(月)

開催時間

10時00分~18時00分(最終日は15時00分まで)

休館

6月21日(火)・22日(水)

作品解説

6月18日(土)14時00分~15時00分
6月25日(土)14時00分~15時00分
※予約不要・参加無料
※OM SYSTEM GALLERY内にて開催

作者プロフィール

1970年東京生まれ。
早稲田大学第一文学部中退。東京ビジュアルアーツ写真学科卒業。
作家活動と共に東京・四谷三丁目にてギャラリー・ニエプスを運営。
都市のスナップショットを中心に作品を発表し続けている。
国内各地の他、東欧、ロシア、キューバ、中国、香港、パリ、ニューヨークなど世界各地を取材。
国内外にて個展、グループ展多数開催。
第29回東川賞特別作家賞受賞。第24回林忠彦賞受賞。
写真集に「Paris 2011-2019」「STREET RAMBLER」「White Noise」他