藤里一郎さん写真家25周年の節目となる展覧会「Intangible」

写真家の藤里一郎さんが、写真家として25周年となる節目の写真展「Intangible」を東京・青山のNine Gallery（東京都港区北青山 2-10-22 谷・荒井ビル1階）で10月25日から開催する。

また、それに先立ち、藤里さんが主宰するワークショップ「京都藤里流」の“猛者3人”が、1週間交代のリレー形式で作品展を実施。10月5日から藤里さん写真展終了日の10月31日まで、京都藤里流が“Nine Galleryをジャック”するという。

各写真展情報は以下のとおり。

藤里一郎 夏目響 写真展「Intangible」（10月25日～10月31日）

彼女の視線、匂い、その柔肌から発する狂おしいほどの湿度。
確かにそこに彼女は存在した。
形として掴めない感情や真実の想い。
そんな無形の時をMonochromeの世界に色濃く鮮やかに写していく写真家・藤里一郎の覚悟にも似た強い想い。

その想いにただただ真っ直ぐに向き合う女優・夏目響の女としての覚悟。
二人の本気の覚悟は悲しくも切なくもあり、しかし見た者の心に無形の何かを訴えてくることでしょう。

ひとりの女性の人生の切り取り。

彼女は何を表現し何を感じたのか。

「Intangible」なものの中に見える静かな灯火を是非感じて下さい。

ステートメント

写真家藤里一郎25周年を記念し、写真集出版と写真展を開催します。
女優「夏目響」を迎え、写真家として写してみたい気配、匂い、温度をテーマに作品をつくりました。藤里の代表作になること間違いなしの「Intangible」を是非ご体感ください。
グラビアでもポートレイトでもない。紛れもなく『そこで過ごした2人の時間』が写っています。また写真集は160ページもの本気の見応えです。藤里一郎が捉えた夏目響をモノクロフィルムに写し込みました。是非写真集、写真展をご覧下さい。

写真展情報

谷口淳哉×美東澪写真展「しるし」（10月5日～10月10日）

写真は奇跡のしるしであると私は考えています。奇跡が連続して写真になる。どの写真も尊く、本当に駄目な写真なんてない。我々の人生の一瞬を切りとった尊いものであると。

美東澪さんと綴った思い出の写真達は、私にとって、そんな生きたしるし。この写真展「しるし」では、色んな美東澪さんと出会ってもらえると思います。ファンの皆さんはもちろん、ご存知ない方々にもそんな作品達を感じて、楽しんでもらえると嬉しいです。

～週末写真家 谷口淳哉より～

はじめまして、週末写真家の谷口淳哉です。2019年に写真家藤里一郎氏主宰の写真スクール「写心大学」を卒業し、会社員の傍、主に週末に写真作家活動をしております。

この度、藤里一郎先生が独立25周年をお迎えになる記念のタイミングで、私の初めての個展も開催させてくただく事になりました。藤里一郎先生への祝福と感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございます。

以前より親交のあったグラビアモデルの美東澪さんと半年間、京都を中心に、日本の美しさ、人間の美しさ、美東澪さんの美しさ、生と死などをテーマに撮影してきました。幸せな時も辛い時も生きた私達のしるしを、奇跡を、この作品「しるし」として展示します。皆様に楽しんでいただければ幸いです。

ご挨拶

荒北和樹（sha_na）×天使梨桜写真展「only one」（10月12日～10月17日）

わたしだけにあるonlyoneを追い求めた
より綺麗により美しくではなく
笑い声がきこえてきそうな笑顔や
熱や想いが伝わる肌やしぐさ
そうそれは時間を感じるような写真

伝えたい 感じて欲しい
ただそれだけである
それを私の中での美の象徴ともいえるモデル天使梨桜の中で写したかった

彼女の美しさの中にある暖かいものを
京都藤里流の中での天使梨桜を
少しでも感じてもらいたい

～週末フォトグラファー・荒北和樹(sha_na)～

初めまして。sha_na(シャーナ)こと
荒北和樹と申します。
普段は会社員としてにて勤務しており、主に週末フォトグラファーとして活動をしております。
また藤里一郎先生主催である【京都藤里流ワークショップ】の運営サポートもさせて頂いております。

この度、写真家藤里一郎先生が25周年を迎えられその節目のタイミングで今回、初めて個展を開催させて頂くこととなりました。
ご縁の有難さと感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございます。

その記念となる写真展にお声掛けさせていただきましたのはモデル天使梨桜さんです。
何度か撮影がある中で、藤里流からの天使梨桜を見たいと感じており、思い切ってオファーさせて頂きました。
撮影中もお互いに藤里流とは！？と話し合いをしながら撮影を繰り返しておりました。
そんな中から厳選しました写真を展示いたします。
テーマは【only one】
私だけの私が捉えた天使梨桜を少しでも感じて頂ければ幸いです。

ご挨拶

おがみめいしん×れおな写真展「Flowing Kamogawa」（10月19日～10月24日）

学生時代を過ごした街、京都。
たまに京都を訪れ、橋の上から鴨川の流れを眺めていると、懐かしい記憶が蘇ってくる。

川の流れは、時の流れ。

河原に立った彼女と向き合った瞬間、不思議な感覚に襲われた。
灰色だった記憶が色を取り戻し、記憶の一部が目の前に現れたような感覚。

私はその感覚を頼りに、ひたすらシャッターを切り続けた、、、

作者・おがみめいしんより

初めまして。おがみめいしんと申します。
2013年から藤里一郎先生のスクールでお世話になり、今も定期的にワークショップに参加しています。
今回、藤里先生の独立25周年を盛り上げるべく、4週にわたってワークショップメンバーと藤里先生が連続で写真展を開催することになりました。

「写真は記憶の記録である」
写真が持っている素晴らしいポテンシャルを表すこの言葉に従い、自身の学生時代の記憶を京都・鴨川の流れに乗せて表現してみました。

ご挨拶