写真展告知
立木義浩写真展:afternoon in paris / 昼下がりのパリ
東京・東神田KKAGにて 8月26日から
2020年8月19日 06:00
1966年(昭41年)に初めてパリに行ってからおよそ半世紀が過ぎた。その間に色々な季節のパリを垣間見たが、そこで働いて生活した事が無いので何時もツーリストまがいのカメラマンである。パリの街を歩くと曲線の美しいアール・ヌーヴォーの建物に出会うが、年々新しい建築物も増殖していて驚く。クラシックな装いの内側に進取の気象に富んだ姿が見える。第二次大戦中パリはドイツ軍に占領されるが、抵抗運動をする市民が反乱を起こし、パリの街中で戦いが起き、ヒットラーはパリの司令官に「パリを破壊せよ」と命じたが、その男はパリを破壊した男として名が残ることを恐れて実行しなかった。その後パリは無傷で解放された。パリ市の紋章には船の絵と、漂えど、沈まずの文字が記されている。
― 立木 義浩
日本を代表する写真家の一人として広告・雑誌・出版など幅広い分野で活躍し、女性写真の分野を中心に数多く著名人を撮影してきた立木義浩氏。ポートレート写真と並行して、立木氏はこれまで世界中でスナップ写真を撮り続け、いまも多くの作品を世に送り出している。本展では、立木氏が近年パリで撮影した珠玉のスナップ写真、約15点を展示する。
会場
KKAG(Kiyoyuki Kuwabara Accounting Gallery)
東京都千代田区東神田1-2-11 アガタ竹澤ビル405
開催期間
2020年8月26日(水)~9月19日(土)
開催時間
15時00分~21時00分
※8月28日は18時00分まで
休廊
日曜日、月曜日、火曜日
作者プロフィール
1937年、徳島県・徳島市の写真館に生まれる。
1958年、東京写真短期大学(現・東京工芸大学)技術科卒業。
その後、広告制作会社アドセンター設立時にカメラマンとして参加。
1965年『カメラ毎日』で掲載された『舌出し天使』が話題となり、一躍世間の注目を集める。
1969年、フリーランスに転身。女性写真の分野を中心に、多く著名人を撮影。同時に世界中でスナップ写真を日常的に撮り続け、多くの作品を世に送り出す。
その他、広告・雑誌・出版など幅広い分野で活動し、現在も現役カメラマンとしてシャッターを切る。
主な受領歴に、日本写真批評家協会新人賞(1965年)、日本写真協会賞年度賞(1997年)、日本写真協会賞作家賞(2010年)、文化庁長官表彰(2014年)などがある。