写真展告知

公文健太郎写真展:川のある処

「古くから人は水を求め、川辺に暮らしを築いてきた。川の命を享受し、川が肥やした土地に作物を育て、流れを利用し物を運び、文化を育んできた。川は人に恵みと憩いを与えてくれる存在である一方で、時に荒れ狂い人々の暮らしを押し流しもした。人は川とともに生きるために土手を築き、川の流れを変えた。川はすこしずつ人びとの意識から遠ざかっていった。それでも人は、川に抱かれ生きている。」同時期キヤノンギャラリー銀座にて開催されるシリーズ『暦川』では北上川の250 キロの流れを季節のうつろいと共に撮り、暦川と名付けることで日本の川と暮らしについて考えカラー写真で捉えています。対して本シリーズは『川のある処』として、川に抱かれたどこにでもある、どこかにある町を想像しモノクロ表現でとまとめています。

写真展情報

会場

Jam Photo Gallery
東京都目黒区目黒2-8-7 鈴木ビル2階 B号室

開催期間

2019年9月24日(火)~10月6日(日)

開催時間

12時00分~19時00分(日曜日は17時00分まで)

休廊

月曜日

作者プロフィール

1981年生まれ。ルポルタージュ、ポートレートを中心に雑誌、書籍、広告で幅広く活動。同時に国内外で「人の営みがつくる風景」をテーマに作品を制作。近年は日本全国の農風景を撮影し『耕す人』と題して写真展・写真集にて発表。