写真展告知
長野重一写真展:この国の記憶
2019年1月22日 07:00
本展は、キヤノンフォトコレクションとして収蔵する作品の中から、写真家 長野重一氏がおよそ半世紀にわたりとらえてきた戦後の日本の姿を記録撮影した作品25点を展示します。
長野氏がとらえてきたのは、いくつかの大転換期を迎え、変わってゆく日本の姿です。激動する状況下で、氏自身もその中に身を置きながら、「日本人がこれからの時代をどう生きていくのか」という視点で撮影しています。
キヤノンフォトコレクションは、1994年よりキヤノンマーケティングジャパンが手掛ける、日本の優れた写真家の作品のコレクションで、現在1900点余りの作品を収蔵しています。
会場
キヤノンオープンギャラリー1(品川)
東京都港区港南2-16-6 キヤノンSタワー2階
開催期間
2019年2月5日(火)~3月5日(火)
開催時間
10時00分~17時30分
休廊
日曜日・祝日
作者プロフィール
1925年 大分県大分市生まれ
1947年 慶應義塾大学経済学部卒業。商事会社に勤めるがまもなく退社、「週刊サンニュース」編集部に入る
1949年 「岩波写真文庫」の撮影に携わる
1954年 フリーランスとなる
1960年 個展「ベルリン 東と西と」などで日本写真批評家協会作家賞を受賞。同年、カメラ芸術大賞受賞。以後、日本の経済成長に伴う変化をとらえ、フォト・ジャーナリストとしての地位を確立した。一方、市川崑監督の「東京オリンピック」(1965年)など映画やテレビコマーシャルの撮影も多く手掛ける
1986年 「遠い視線」にて伊奈信男賞受賞
1991年および1995年 日本写真協会年度賞受賞
1993年 紫綬褒章受章
1998年 勲四等旭日小綬章受章
2005年 個展「長野重一写真集『hysteric Fourteen 長野重一』刊行記念写真展」(PLACE M)開催
2006年 日本写真協会功労賞受賞
2006年12月 芳賀日出男・長野重一写真展「失われつつある日本人の記憶」(キヤノンギャラリー S)