イベントレポート

タムロン「私の好きな鉄道風景ベストショット 入選作品写真展」が開幕

過去最多の応募点数を記録

テープカットの様子。左からそごう大宮店販売部部長の指田孝雄氏、さいたま商工会議所副会頭の安藤嘉明氏、さいたま市スポーツ文化局文化部部長の大西起由氏、さいたま市教育委員会教育長の細田眞由美氏、タムロン代表取締役社長の鯵坂司郎氏。

タムロンは10月12日、鉄道風景コンテスト「私の好きな鉄道風景ベストショット 入選作品写真展」のオープニングセレモニーを開催した。会場は埼玉県・大宮にあるそごう大宮店3階特設会場。そごう大宮店と、ビックカメラ大宮西口そごう店を結ぶ連絡通路にて、10月31日まで開催している。

タムロン鉄道風景コンテストは、タムロンが毎年開催している鉄道風景をテーマとしたフォトコンテスト。開催は今年で11回目。2018年は5月1日から8月24日までの期間に作品の応募を受け付け、応募人数はのべ1,914名、応募作品点数は7,460点にのぼり、応募作品点数は最高記録を更新した。本展では、同コンテストで入賞した全作品87点を展示している。

オープニングセレモニーでは、同コンテストで審査員をつとめる鉄道写真家の広田尚敬さんと、フォトライターの矢野直美さんが登壇。会場に展示された入選作品を「秋の実り」と表現し、応募作品のレベルの高さ、そしてそこから感じられる鉄道と写真に対する情熱の強さを讃えた。

今回のコンテストでは「小・中・高校生の部」で史上最年少、6歳で大賞を獲得した応募者もおり、矢野さんは「鉄道に対する愛情と一生懸命な気持ち、親御さんの思いが、まさに実った結果と言えるのではないでしょうか」と評価。開催10年目にして過去最高の応募点数を記録した本コンテストの中にあって、史上最年少で部門大賞を獲得した応募者の誕生を喜んだ。

フォトライターの矢野直美さん(左)と鉄道写真家の広田尚敬さん(右)。

広田さんは毎年恒例になっている応募作品点数にちなんだ語呂合わせを今年も披露。7,460点だった今回は「今年も7(7),000点を超えました。来年もよろ(46)しくお(0)願いいたします」と読んだ。

応募作品については「一般の部、大賞はハッピーな気持ちになれる作品です。ハッピーになるというのは、単に被写体の方々が笑っていればいいというわけではありません。この作品は撮影者と被写体の間に『壁』がない。この感覚は非常に優れている。見習うべきところがあると感じました」とコメントしている。

株式会社タムロン代表取締役社長の鯵坂司郎氏。

株式会社タムロン代表取締役社長の鯵坂司郎氏は、本コンテストが「国内有数の写真コンテストに成長した」と10年の積み重ねを振り返る。「車両メインに撮影した作品ばかりでなく、旅先の風景、ご家族、ご友人との写真など、バラエティに富んだ応募作品に恵まれ、応募点数だけでなく、クオリティも年々高まっていると感じている」と話した。

なお、入賞作品は、タムロンの特設Webサイトでも鑑賞することができる。

一般の部、大賞を受賞した和田浩さん(写真右から二番目)。
小・中・高校生の部、大賞を受賞した玉田航也さんご一家(航也さんは写真中央)。

関根慎一