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茨城・ひたち海浜公園で満開のバラ 約120品種が色とりどりに
2025年5月23日 16:35
一般財団法人公園財団は5月22日(木)、国営ひたち海浜公園の「常陸ローズガーデン」で、約3,400株のバラが見頃を迎えていると発表した。今月末頃までは比較的多くの花数が見込まれ、遅咲き品種は6月上旬頃まで楽しめるという。
園内は3つのゾーンに分かれている。「ローズレリーフガーデン」は大観覧車からの眺望を意識したデザインで、上空から見ると大輪のバラの花模様が浮かび上がって見える設計。中心部には「希望」という品種を配置し、次世代への思いが込められているという。
「リラクゼーションガーデン」では芝生スペースを広く設け、来園者がバラのそばで読書や食事を楽しめるよう工夫している。科学万博つくば'85から受け継いだバラを植栽し、同万博のシンボルマークをモチーフにしたループ状のデザインも取り入れている。
「ハマナスの思い出ガーデン」では、日本を代表する原種バラの1つであるハマナス1,600株を植栽。ハマナスは「世界のバラ辞典」で「Japanese Rose」として紹介されており、初夏には芳香のある紅紫色の花を咲かせる。
今年は新たに「ウェルカムガーデン」がガーデン入り口に登場した。25種類の宿根草を高低差を活かして配置し、ピンクや赤の「アルケア」、黄色やオレンジの「ヘリオプシス」が来園者を出迎える。
遅咲き品種では、別名「白雪姫」と呼ばれる純白の「アイスバーグ」や、ドイツ語で「灼熱の溶岩」を意味する深紅色の「ラバグルート」、元宝塚トップスターの瀬奈じゅんさんが東日本大震災の復興を願って命名した「アライブ」などを見ることができる。