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海外発表:ソニー、4K動画記録に対応した「RX100 IV」

DRAM積層型センサーを搭載 1/32,000秒シャッターなど

米国Sonyは10日、積層型裏面照射CMOSセンサーを搭載する「Cyber-shot RX100 IV」(DSC-RX100M4)を発表した。米国での価格は1,000ドル、7月に発売。日本市場への投入は未定。

1型センサーを搭載する高級コンパクトデジタルカメラ「サイバーショットRX100」シリーズの最新モデル。

新製品ではDRAMを利用した積層型裏面照射CMOSセンサー「Exmor RS」を搭載。5倍の読み出し高速化を実現したという。このExmor RSは、同時発表のCyber-shot RX10 II(DSC-RX10M2)にも搭載されている。

前モデルになかった機能としては、4K動画記録が挙げられる。記録フォーマットはXAVC Sで、最大3,840×2,160/30pでの記録に対応する。

ハイスピード動画記録(HFR)も従来機になかった特徴。HFR時は最高60p/50MbpsのXAVC Sで記録され、従来のハイスピード記録を超える画素数での記録が可能。有効解像度は960fpsで800×270ピクセル、480fpsで1,136×384ピクセル、240fpsで1,824×1,026ピクセル。

また、1/32,000秒という超高速度での電子シャッターも実現した。ローリング歪みを低減したという。連写性能は16枚/秒。

RX100 III特有の引き出し式のEVFを引き続き搭載する。ただし画素数が144万ドットから約235万9,296ドットに引き上げられた。倍率は0.59倍(50mm時)と変化はない。

その他の仕様はRX100 IIIをほぼ踏襲している。外観にも大きく変わったところは見受られない。

センサーサイズは1型、有効画素数は約2,010万画素。画像処理エンジンはBIONZ X。

焦点距離24-70mm相当(35mm判換算)F1.8-2.8のVario-Sonnar T*レンズ、3型122万8,800ドットの自分撮り対応液晶モニター、コントロールリング、NP-BX1バッテリーといった装備を引き継ぐ。

撮影可能枚数は液晶モニター時で約280枚。RX100 IIIは約320枚だった。

Wi-FiはIEEE 802.11b/g/nに対応。NFC、PlayMemories Camera Appsも利用できる。

(本誌:折本幸治)