ニュース
キヤノン、有効2,030万画素の「PowerShot SX710 HS」
NFC接続と5軸手ブレ補正が強化
Reported by 本誌:折本幸治(2015/2/6 13:50)
PowerShot SX710 HS
現行機種「PowerShot SX700 HS」(2014年2月20日発売)の後継モデル。光学30倍ズームレンズ、DIGIC 6はそのままに、撮像素子の有効画素数を1,610万画素から2,030万画素に増加させた。センサーサイズは引き続き1/2.3型。
価格はオープン。キヤノンオンラインショップでの直販価格は税別3万8,800円。カラーはブラックとレッド。
また、動画記録時の5軸手ブレ補正がより効果的になったという。水平回転軸および縦回転軸の電子補正が進化したことで、走り撮りや後ろ歩き撮りの映像の揺れが大幅に低減したとする。動画記録は60pのフルHDに対応する。
NFCによるWi-Fi接続も見直された。前モデルもNFCを搭載していたが、カメラとスマートフォンをタッチさせた後、自動起動したアプリで接続操作が必要だった。今季の新製品からは途中の接続操作を省略可能。アプリの起動から接続までが自動化する。
同時発表の「Connect Station CS100」とのNFC接続にも対応している。
また、スマートフォンからのリモート撮影機能が強化され、Pモードの他にAv、Tv、Mモードでのリモート撮影が可能になった。マルチアスペクト撮影、フォーカス枠の表示にも対応。AFボタンも設けられた。
ちなみに、キヤノンのスマートフォンアプリはEOS用の「EOS Remote」とコンパクトデジタルカメラ用の「CameraWindow」に分かれていたが、今季から統合され「Camera Connect」になる。
その他の仕様は前モデルを踏襲。
レンズは焦点距離25-750mm相当(35mm判換算)F3.2-6.9の光学30倍ズーム。
最短撮影距離は1cm。
液晶モニターは約92万ドットの3型。
記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード。
電源はリチウムイオン充電池NB-6LH。撮影可能枚数は約230枚。
外観にも大きな変化はない。外形寸法は112.7×65.8×34.8mm。バッテリーと記録メディアを含む重量は約約269g。
PowerShot SX610 HS
2014年2月20日に発売された、PowerShot SX600 HSの後継モデル。こちらも1,600万から2,020万へと有効画素数がアップしている。撮像素子のサイズは変わらず1/2.3型。
価格はオープン。キヤノンオンラインショップでの直販価格は2万9,800円。カラーはホワイト、ブラック、レッド。
新機能としては、カメラが自動的に被写体を見極め、適切な被写体サイズにズームする「オートズーム」が加わっている。
また、液晶モニターが3型約46.1万ドットから3型約92.2万ドットに高精細化した。
新タイプのNFC機能や、Connect Station CS100への対応は、上位モデルPowerShot SX710 HSと同様。
その他の主な仕様は前モデルと同等。
レンズは焦点距離24-450mm相当(35mm判換算)F3.8-6.9の18倍ズーム。
最短撮影距離は5cm。
記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード。
電源はリチウムイオン充電池「NB-6LH」。撮影可能枚数は約約270枚。