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【CP+】ニッシン、ミドルクラスのクリップオンストロボ「Di700」を参考出品

 ニッシンジャパン株式会社はCP+2013において、ミドルクラスのクリップオンストロボ「Di700」を参考出品した。

ニッシンジャパンのブース
Di700

 ガイドナンバー35(ISO100/、照射角35mm)のクリップオンストロボ。Di866 MARK IIの下に位置するミドルクラスだが、これまでのニッシン製品にない特徴がいくつか見られる。

 例えば、ヘッド部には同社初のクリックストップ機構が搭載された。左右の可動範囲もそれぞれ180度と広い。

 また、ミドルクラスながら外部電源にも対応。外観も曲面を強調したフォルムになった。

ミドルクラスながら、外部電源用コネクタを搭載

 背面はシンプルで、ダイヤル式マルチセレクターでの操作が基本。とにかくレスポンスが良く、調光補正など直感的な操作が可能だ。

左右ともに90度の可動範囲を実現している
反応が速く、慣れればスムーズな設定が可能

 電源は単3形電池4本。ニッシン製品でおなじみのクイックローディングシステムを採用する。これまでの製品は側面のカバーを下にずらしてバッテリーのカートリッジを外していたが、Di700では手前に引くことで外れるようになった。

電池カバー。手前に引いて外すようになった
バッテリーカートリッジを取り外したところ

 発売は4月を予定。キヤノン用とニコン用を用意する。価格はオープン。予想売価は2万5,000円。

 もうひとつ、CP+2013に合わせて発表されたのが、外部電源の「パワーパックPS8」。2月8日発売で、1万9,800円。

パワーパックPS8

 バッテリーがカセット式のニッケル水素電池パックになったのが特徴で、これまでのニッケル水素クラスター電池(本体接続用のコードが引き出されている)よりも交換がしやすくなっている。

カセット式のバッテリーになった

 バッテリーが小型したこともあり、本体もPS-300より18%小型化したという。特に高さが低くなったことから、腰につけたときの取り回しが良くなりそうだ。

 上面には従来通り、2系統の出力端子を搭載。さらに今回は、USB給電端子を備えている。スマートフォンなどの充電が可能だ。また、バッテリー残量を現すLEDも新たに搭載されている。

USB給電端子を備えており、スマートフォンなどの充電が可能になった

(本誌:折本幸治)