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【CP+】カシオ、「ハイスピードエクシリム3兄弟」をアピール

 CP+2013の会期直前、「EXILIM EX-ZR700」と「EXILIM EX-ZR400」を発表したカシオ。会場では上位機種「EXILIM EX-ZR1000」とともに、EX-ZR系「ハイスピードエクシリム」製品のラインナップ展開をアピールした。

スラックラインという競技で競い合うモデルの動きを、ハイスピードエクシリムでとらえるという趣向

 EX-ZR700とEX-ZR400は、高速レスポンスと連写を活かした諸機能が特徴の「ハイスピードエクシリム」の最新モデル。2012年秋発売の「EXILIM EX-ZR1000」の下位モデルにあたる。

 EX-ZR700は、光学18倍ズームレンズを搭載するのが特徴。発売は3月8日。EX-ZR1000の光学12.5倍を超えるズーム比ながら、同等のハイスピード機能とレスポンスを有している。

 発売は3月8日。価格はオープン。店頭予想価格は5万円前後の見込み。

 さらに、レンズシフト式の手ブレ補正と連写合成系の「HS手ブレ補正」を組み合わせることで、5段相当の補正効果を実現したという。

 加えて、シャッター半押し中の画像をキャプチャーし続け、レリーズ前後の3枚を保存する「トリプルショット」は、EX-ZR1000にもない機能。

 会場では加震台を利用することで、手ブレ補正効果の高さを見せるデモを行なっていた。

EXILIM EX-ZR700
加震台を使い、EX-ZR700の5段分という手ブレ補正効果を実感できるコーナー
最近のEXILIMでは珍しく、ポップアップ式の内蔵ストロボを採用する
HSナイトショットの体験コーナー。ほとんど暗闇に近い明るさでの撮影を試せる

 EX-ZR400は、店頭予想価格4万円前後のベーシックモデル。発売は2月8日。

 下位モデルとはいえ、トリプルショットをはじめ、全焦点マクロ、HDRアート、アートショットなど、上位機種と同様の機能搭載している。

EXILIM EX-ZR400

 EX-ZR1000のデモ機ももちろん用意されている。ハイスピード機能の訴求はもとより、シリーズで唯一搭載されているチルト式液晶モニターを使った、自分撮りやローアングル撮影についての提案が目についた。

EXILIM EX-ZR1000
足元にねこの像が。ローアングルの楽しさを体験してもらうための被写体

 その他、日本では入手できないEXILIM EX-TR200が、透明ケースの中で展示されていた。中国などアジアで大人気の機種で、会場では奇抜なカラーリングのEX-TR200が並べられていた。

日本ではほとんど流通していないEXILIM EX-TR200。自分撮りが人気の中国などで大人気だという

(本誌:折本幸治)