カシオ、最上位モデル「EXILIM EX-ZR1000」を国内正式発表
カシオは、コンパクトデジタルカメラ「EXILIM EX-ZR1000」のブラックを11月9日に、ホワイトとレッドを11月22日にそれぞれ発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は5万円前後の見込み。
同社がフォトキナ2012で発表したEXILIMシリーズのフラッグシップモデル。今回、国内での発売日が決定した。
既報の通り、既存モデル「EXILIM EX-ZR300」の上位モデルに当たる。新たにレンズ根元にファンクションリングを搭載し、露出やステップズームなどのコントロールが行なえる。レンズは35mm判換算の焦点距離24-300mm相当 F3-5.9の12.5倍ズーム。
上方向に180度可動する3型液晶モニターも搭載した。液晶モニターを真上まで動かした状態では自分撮りなどが行ないやすくなる。自分撮りの際は、手をライブビュー画面上のアイコンにかざすとシャッターが切れるモーションシャッター機能を利用できる。また液晶モニターを真上にすれば、縦位置で自立可能になるスタンドを備える。
直感的に操作できるという新たなGUIを採用したほか、新画像処理エンジン「EXILIM Engine HS3」を搭載した。2つのCPUなどを備え高速な画像処理を行なう。
起動時間は0.99秒、AF時間は0.15秒、レリーズタイムラグは0.016秒、撮影間隔は0.26秒としている。連写は6コマ/秒で、新たにAF追従が可能となった。
高速連写を使用して、5cm~無限遠にピントが合ったように記録する「全焦点マクロ撮影機能」も新搭載している。HDRアートには新モードが加わり、雲の立体感や解像感が向上したほか、より印象的な階調になったという。今回からHDRアート画像のほかにオート撮影の画像も同時保存可能になった。
エフェクト機能のアートショットでは「フィッシュアイ」が新たに加わった。また動画のアートショット撮影も可能になる。
また新たにパンフォーカス撮影機能を搭載した。シャッターの半押しで撮影でき、AFよりも素早く撮影できるとしている。同機能ではシャッター速度が速めの設定になる。
連写合成によるISO25600相当での撮影も可能。その際の記録画素数は1,000万画素になる。
撮像素子は1/2.3型有効1,610万画素の裏面照射型CMOSセンサー。DNG形式のRAW撮影にも対応し、JPEGの同時記録も可能。
無線LAN機能内蔵SDカード「Eye-Fi」と「FlashAir」に対応する。
■EXILIM 10周年スペシャルパッケージ
EXILIM誕生から10年を記念した「EXILIM EX-ZR1000 BSA」も12月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5万円前後の見込み。数量限定。
本体は限定カラー |
EX-ZR1000の限定色に、本革ジャケットケース、限定ネックストラップをセットにした製品。カメラ本体の主な機能は通常モデルと同じ。
オリジナルボックス入り | 本革ジャケットケースとネックストラップが付属する |
製品名 | EXILIM EX-ZR1000 |
撮像素子 | 1/2.33型有効1,610万画素裏面照射型CMOSセンサー |
レンズ | 24-300mm相当(35mm判換算)F3-5.9 |
最短撮影距離 | 1cm(マクロ時) |
手ブレ補正 | CMOSシフト式 |
感度 | ISO80-3200 最大ISO25600相当(HSナイトショット) |
露出プログラム | プログラムAE、絞り優先AE、シャッター速度優先AE、マニュアル露出 |
測光方式 | 分割測光、中央重点、スポット |
シャッター速度 | 15-1/4,000秒(全モードあわせて) |
液晶モニター | 3型約46万ドット(上下可動) |
記録メディア | SDXC/SDHC/SDメモリーカード |
連写速度 | 約6コマ/秒 |
動画記録 | H.264(1,920×1,080・30fps)など |
バッテリー | リチウムイオン充電池「NP-130」 |
撮影可能枚数 | 約470枚 |
外形寸法 | 107.5×61.5×36.7mm |
質量 | 約215g(本体) 約255g(バッテリー、メモリーカード含む) |
2012/10/23 14:17