富士フイルム、マニュアルズームレンズ搭載の薄型コンパクト「XF1」を海外発表
富士フイルムは、広角端F1.8のズームレンズと2/3型EXR CMOSセンサーを搭載したレンズ一体型デジタルカメラ「FUJIFILM XF1」を海外で発表した。国内での発売は未定。
米国では10月に発売予定。価格は499.95ドル。18日よりドイツ・ケルン市で開幕するフォトキナ2012で展示される。
有効1,200万画素の2/3型EXR CMOSセンサーに、焦点距離25-100mm相当F1.8-4.9の光学4倍ズームレンズを組み合わせた製品。2011年3月発売の「FUJIFILM X10」と撮像素子のスペックは同等だが、レンズはX10より広角寄りとなった(X10のレンズは28-112mm相当F2-2.8)。X10同様、レンズはマニュアルズームに対応。レンズシフト式の光学式手ブレ補正機構を採用する。最短撮影距離は3cm。
ただし、X10の特徴だった光学ファインダーは非搭載。上位機種の「FUJIFILM X-E1」(日本未発表)と異なり、EVFも搭載されていない。
JPEGに加え、RAW記録にも対応。
レスポンスの良さも特徴としている。起動時間は0.55秒、フォーカス速度は0.16以下、最短撮影間隔は0.8秒。
メインコマンドダイヤルでは、絞りやシャッター速度の変更が可能。ファンクションボタンも備えている。
液晶モニターは3型約46万ドット。
記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカードに対応。 UHS-Iもサポートする。
電源はリチウムイオン充電池のNL-50A。撮影可能枚数は約300枚。
動画記録は最大1,920×1,080/30fps。動画撮影中の光学ズームが可能。
外形寸法は107.9×61.5×33mm。質量は225g(バッテリーおよびメモリーカード込み)。
2012年9月17日:RAW記録に非対応としていましたが、対応を確認したので修正しました。
2012年9月17日:当初タイトルに1/2.3型Exmor CMOSとしていましたが、正しくは2/3型CMOSです。
2012/9/17 14:35