富士フイルム、レンズ交換式デジカメ「X-E1」を海外発表

〜X-Trans CMOSを採用。ボディサイズはX100並みに

 富士フイルムは6日、Xマウントを採用するレンズ交換式デジタルカメラ「FUJIFILM-X-E1」を海外で11月に発売する。海外でのボディ単体価格は999.95ドル、「XF 18mm-55mm F2.8-4」とのキットが1,399.95ドル。国内での発売は未定。

 同じXマウント採用機の「FUJIFILM X-Pro1」が採用するハイブリッドマルチビューファインダーに代わり、0.5型約236万ドットの有機ELをファインダーに採用。同様の解像度のEVFを採用する機種にはソニー「NEX-7」がある。

 ボディはレンズ固定式の「FUJIFILM X100」を前面からファインダー窓を廃したような形状。主な操作部材はX100およびX-Pro1と同様。シャッター速度ダイヤル、露出補正ダイヤルもボディ上面右側に備わっている。また、ガイドナンバー7のポップアップ式内蔵ストロボを備える。ボディサイズはX-Pro1から約30%小さくなっているという。カラーはシルバーとブラックを用意した。

 クイックスタート設定時の起動時間0.5秒、シャッタータイムラグ0.05秒、同時発表のズームレンズ装着時のAF0.1秒、6コマ/秒連写といったスピード性能もアピールしている。

 撮像素子はAPS-C相当・有効1,630万画素のX-Trans CMOSセンサー。感度は通常時ISO200-6400、拡張でISO100、ISO12800、ISO25600も選択可能。最大1,920×1,080ピクセルの動画記録に対応し、ステレオミニのマイク端子も備える。

 最高シャッター速度は1/4,000秒。バルブは最大60分。1/180秒までストロボが同調する。連写は6コマ/秒もしくは3コマ/秒。

 液晶モニターは2.8型約46万ドット。X-Pro1は3型123万ドット(白画素入り)だった。

 記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード。UHS-Iにも対応する。

 本体サイズは129×74.9×38.3mm。重量は本体のみ300g、撮影時350g。




(本誌:鈴木誠)

2012/9/6 15:05