カシオ、同社フラッグシップモデル「EXILM EX-ZR300」
カシオは、EXILIMシリーズ最上位モデル「EXILIM EX-Z300」を6月8日に発売する。価格はオープン。店頭予想価格は4万円前後の見込み。カラーバリエーションはゴールド、レッド、ホワイト。国内向けデジタルカメラ製品として、初めてFlashAirへの正式対応を謳う。
2011年11月発売の「EXILIM EX-ZR200」をベースにした上位モデル。「アートショット」「HSナイトショット」など、2012年3月発売の「EXILIM EX-ZR20」から搭載された新機能を装備する。EX-ZR200は併売。外観はEX-ZR200をほぼ踏襲する。
EX-ZR200になかった新機能は、アートショット、HSナイトショット、プレミアムオートムービーなど。
アートショットは、他社でいうところのアートフィルターなどに相当する機能。「トイカメラ」「ソフトフォーカス」「ライトトーン」「ポップ」「セピア」「モノクロ」「ミニチュア」から選択可能で、それぞれの強弱や色調などを設定できる。
HSナイトショットは、暗いシーンを高速連写し、1枚の高感度画像に合成するもの。位置合わせ、画像合成、ノイズ処理などを行なう。最大ISO12800相当での撮影が行なえる。
プレミアムオートムービーは、動画記録時にカメラが撮影モードを自動的に判別し、各種設定を行なう。静止画用のシーン認識としては、引き続きプレミアムオートPROを備えている。
従来モデルと同様、画像処理エンジンのEXILIM Engine HSを搭載。今回も高速動作や高速連写売りとしている。起動時間は0.95秒、AF時間は0.12秒、レリーズタイムラグ0.024秒、最低撮影間隔0.26秒。
FlashAirに正式対応したのも特徴。FlashAirが求める電圧に対応する他、撮影中のライブビューにステータスをアイコンで表示する他、FlashAirの自動起動をオフにすることができる。
その他、基本的な仕様はEX-ZR200を踏襲している。
撮像素子は、有効1,610万画素の1/2.3型裏面照射型CMOSセンサー。最高感度はISO3200。
レンズは焦点距離24-300mm相当(35mm判換算)の光学12.5倍ズーム。超解像技術を併用することで、25倍までのズームも可能という。
液晶モニターは3型46万ドット。記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード。撮影可能枚数は約500枚。
製品名 | EXILIM EX-ZR300 |
撮像素子 | 1/2.3型有効約1,610万画素裏面照射型センサー |
レンズ | 焦点距離24-300mm相当(35mm判換算)F3-5.9 |
最短撮影距離 | 1〜50cm(広角端から5段ズーム時) |
手ブレ補正 | 光学式 |
露出プログラム | プログラムAE、絞り優先AE、シャッター速度優先AE、マニュアル |
測光方式 | マルチパターン、中央重点、スポット |
シャッター速度 | 15-1/4,000秒(全モードあわせて) |
液晶モニター | 3型約46万ドット |
記録メディア | SDXC/SDHC/SDメモリーカード |
連写速度 | 最大約30枚/秒 |
動画記録 | H.264(最高1,920×1,080/30fps)など |
バッテリー | NP-130 |
外形寸法 | 104.8×59.1×28.6mm |
質量 | 約205g(バッテリー、メモリーカード含む)、約165g(本体のみ) |
2012/5/22 14:53