ソニー、「DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM」単体の発売日を決定

〜タイ洪水で延期された全商品の発売が完了

 ソニーは9日、交換レンズ「DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM」(SAL1855B)の発売日を5月11日に決定した。タイ洪水の影響で発売が遅れていた製品。

DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM(SAL1855B)

 2011年8月24日に「α77」「α65」「NEX-7」などとともに発表され、その時点では11月11日での発売が決まっていた。その後タイ洪水の影響により、発売日が未定となる。

 製品自体は、2009年6月25日にソニーが発売したSAL1855と同等。いったん生産終了となり、SAL1855Bとして再スタートするはずだった。

 今回発売日が決まったのは、レンズ単体での商品。現行のレンズ交換式カメラα65、α57のレンズキットにも含まれている。

 SAL1855Bの発売が決まったことにより、タイ洪水で発売が延期されていた製品の市場導入が完了したことになる(NEX-C3ダブルズームレンズキットのみ、発売中止が1月19日に決定)。

 APS-Cサイズ相当の撮像素子専用となる交換レンズで、焦点距離27-82.5mm相当の画角が得られる3倍ズーム。7枚羽根の円形絞りを採用し、レンズ構成は7群8枚。非球面レンズ2枚、EDガラス1枚を使用している。

 最短撮影距離は0.25m、最大撮影倍率は0.34倍。ボディ内モーターのSAMを搭載したことで、本体にAF/MF切替スイッチを備える。

 フィルター径は55mm。本体サイズは69.5×69mm(最大径×全長)、重量は210g。




(本誌:折本幸治)

2012/5/10 12:56