【CP+】ベルボンは脚パイプを太くした「ウルトレック」を参考出品


 ベルボンブースは、脚部が反転する三脚「ウルトレック」のバリエーションモデルや、3ウェイ雲台と脚パイプの構造を見直したという「ジオ・カルマーニュ」新モデルをアピールしていた。

 ウルトレックは、脚パイプを雲台方面に180度反転することでよりコンパクトに収納できるのが特徴の三脚。30cmを切る縮長を活かしてバックパックなどにそのまま収納できるため、旅客機への持ち込みやバイク移動の際などに便利という声が多いそうだ。

 参考出品されていたのは、発売済みの「ウルトレックUT-43Q」のパイプ径を太くした「同53」と「同63」。どちらも発売時期や価格などは未定としていた。

発売中のウルトレック(左)と、参考出品の2タイプ(中央、右)。主な違いは脚径で、いずれも高さや縮長に大きな差はないそれぞれエレベーターも含め最大に伸ばしたところ。雲台は独立パン可能な小型自由雲台を採用する予定という
脚パイプの先端部。最も太いモデル(右)では200mmレンズなど、3kg程度の機材に対応する見込み縮長は発売中のモデルと変わらない

 また、エレベーター部分を自由な角度に動かせるマルチアングル三脚「VS-443Q」は、脚部を除いた部分のみを「V4ユニット」として1万4,070円で単品発売。より大きな三脚で自在に動くエレベーターを使いたいというユーザーの声が多かったそうだ。

VS-443Qのエレベーター部分を「V4ユニット」(左)として単品発売。台座部分の形状が多少異なる

 ほかにも、カラーバリエーションを用意したトラベル三脚「CUBE」や、参考出品のカラー三脚を展示。ミラーレスカメラなどを手にした女性ユーザーに、より気軽に三脚を使ってもらえれば、としていた。

フラットになる小型三脚「CUBE」はカラバリも用意している。コンパクトカメラやミラーレスカメラに向くという参考出品のカラー三脚。ベースはシェルパ343L

 また、カーボン三脚「ジオ・カルマーニュ」シリーズの新モデルは、マグネシウム製の雲台の設計を見直して軽量化を図ったほか、脚パイプ構造の工夫で伸縮比も高めた。いずれも型番の末尾に「M」が付く。

新しいジオ・カルマーニュN545M(右)と現行のジオ・カルマーニュN545(左)の全高を比較。この型番では新モデルが14cm高く、180g軽い
軽量化を図った新しい雲台を採用新しい雲台には、カメラネジを回す工具が分離しない新タイプのシュープレートが付属するという



(本誌:鈴木誠)

2012/2/11 01:20