【CP+】シグマ、「SD1 Merrill」「DP1 Merrill」「DP2 Merrill」などを展示
CP+2012でシグマは、開幕前日に発表した「SD1 Merrill」「DP1 Merrill」「DP2 Merrill」を透明ケースの中で展示。来場者の熱い視線を集めていた。また、SD1や交換レンズのタッチ&トライカウンターを設けていた。
上記の新製品については、記事末の関連記事を参照いただきたい。
シグマブース |
SD1 Merrillは、SD1の価格改定版という位置付けで早ければ3月に発売。価格は未定だが、20万円前後になると見られる。SD1の発売当初、約70万円で販売されたことを思うとその差額は大きく、それを踏まえて、シグマではSD1の購入者に差額を還元するプログラムを用意した。40万円分のポイントはシグマ製品にのみ適用可能。詳細は2月23日に発表される。
Merrillセンサーのコストが下がった理由は明らかではないが、生産上の改良が効いており、大きな要因として、Foveon X3センサーの歩留まりが改善したことが挙げられそうだ。山木和人社長によるとセンサーの回路や特性は同じとのことで、カメラボディ側を含め、性能面での差はない。
SD1 Merrill | |
山木和人社長(9日のCP+オープニングパーティで) | SD1による作品ギャラリー(右側)に加え、SIGMAフォトコンテストの入賞作品も展示 |
同じくMerrillセンサーを搭載するDP1 Merrill、DP2 Merrillも注目を集めていた。こちらも価格、発売日とも未定。
これまでのDP1シリーズやDP2シリーズと違い、レンズ周囲にフォーカスリングを搭載。よりレンズを右にシフトさせた見た目が新鮮だ。また、液晶モニターも3型と大きくなり、背面の印象も異なる。シャッターボタン周囲にはSDシリーズ(SD1を除く)のようなコマンドダイヤルが見える。ストラップ取り付け部の位置もイレギュラーだ。
DP1 Merrill、DP2 Merrill |
交換レンズでは、2012 International CESで発表したノンレフレックスカメラ(ミラーレスカメラ)用の製品を展示していた。そのうちSIGMA 30mm F2.8 EX DNのマイクロフォーサーズ用のみ、開幕前日に発売日を正式発表。2月24日に発売する。SIGMA 30mm F2.8 EX DNのEマウント用、SIGMA 19mm F2.8 EX DNのマイクロフォーサーズ用およびEマウント用はいずれも発売日未定となっている。
SIGMA 19mm F2.8 EX DN | SIGMA 30mm F2.8 EX DN |
マイクロフォーサーズ用とEマウント用を計4製品展示 | こちらはSIGMA 19mm F2.8 EX DNをNEX-C3に装着した状態 |
その他、発売前の「SIGMA APO MACRO 180mm F2.8 EX DG OS HSM」を展示。さらに、2011年2月発表後、発売日未定のままだった「APO 50-150mm F2.8 EX DC OS HSM」も展示されていた。
SIGMA APO MACRO 180mm F2.8 EX DG OS HSM | APO 50-150mm F2.8 EX DC HSM |
APO 50-150mm F2.8 EX DC HSMをSD1に装着 | 国内・海外イベントのシグマブースでお約束、APO 200-500mm F2.8/400-1000mm F5.6 EX DGもやっぱりあった |
2012/2/9 22:48