小松透写真展「nature morte -apres 311-」(新宿ニコンサロン)


作者はここ数年、“nature morte”と題して、目には見えない人と木々の関係性を撮影しようと試みている。
今年3月11日、大地震と津波がやって来た。作者の実家、宮城の古い家も地震で倒壊した。テレビのニュースなどで故郷である宮城の惨状を目の当たりにして、どうにもできない自分があり、映像で流れる津波に飲み込まれた木々を撮りに行かなければという焦燥感にかられた。陸前高田の松原で1本だけ残った松をどうしても撮らなければと。
本作品は息子の静と一緒に車に寝泊まりして、実家と津波の被害のあった場所を巡って木々を撮影してきたものである。モノクロ30点。
(写真展情報より)

  • 名称:小松透写真展「nature morte -apres 311-」
  • 会場:新宿ニコンサロン
  • 住所:東京都新宿区西新宿1-6-1 新宿エルタワー28階
  • 開催日:2011年12月13日~2011年12月19日
  • 時間:10時30分~18時30分(最終日は15時まで)
  • 休館:会期中無休

(本誌:武石修)

2011/11/29 00:00