石倉徳弘写真展「SHINE」(ニコンサロンbis大阪)


カメラを肩に掛け、いつものように街を歩く。
ふいに驚愕、恐怖、緊張、興味といった感情が同時に芽生える。
胸の鼓動が強くなる。
被写体に出会えた時だ。
他に何も見えなくなる。
声をかけ、必ず了承を得て撮影させていただく。
「自分は自分」
素敵な個性を感じる。
被写体の目、顔、手、服から湧き出る「生きている」という存在感を見てほしい。
生き様を見てほしい。
力強く輝きを放っている。
何故、出会えたのだろう。
天にでも感謝するしかない。
被写体の方たちに出会えなかったら、1枚も写真を撮影することができていないのだから。
断られてしまうことも少なくないけど、あの感情に出会えるなら、何処にだって行くし、何時間だって歩くし、何日でも待つ。
中途半端な気持で撮影したくない。
自分にとって本物しか撮影しない。
被写体に対して尊厳の気持ちを持ち、真摯な姿勢でいたいと思う。
正々堂々、真正面から撮影し続ける。
カラー40点。
(写真展情報より)

  • 名称:石倉徳弘写真展「SHINE」
  • 会場:ニコンサロンbis大阪
  • 住所:大阪府大阪市北区梅田2-2-2ヒルトンプラザウエスト・オフィスタワー13階
  • 会期:2011年12月1日~2011年12月7日
  • 時間:10時30分~18時30分(最終日は15時まで)
  • 休館:会期中無休


(本誌:鈴木誠)

2011/11/16 18:37