ニコン、一眼レフ用「NIKKOR」レンズが累計生産6,500万本を達成


 ニコンは17日、同社一眼レフカメラ用の交換レンズ「NIKKOR」(ニッコール)レンズの累計生産本数が、10月初旬に6,500万本を達成したと発表した。

 一眼レフカメラ用交換レンズ「NIKKOR」は、1959年に発売した同社初の一眼レフカメラ「ニコンF」と同時発売の「NIKKOR-S Auto 5cm F2」などが最初となるレンズブランド。2011年3月に累計生産6,000万本を達成していた。

 NIKKORは、ニコン創業時の社名「日本光学工業株式会社」の略称「日光」の英文表記NIKKO」に、当時の写真レンズの名称の末尾によく使われていたという「R」をつけて決定したもの。1933年に発売した航空写真用大判レンズ「Aero-Nikkor」(エアロニッコール)が最初となる。

 現在では、高い反射防止効果を特徴とする「ナノクリスタルコート」を採用したモデルなど、一眼レフカメラ用に60種類以上のニッコールレンズをラインアップしている。Fマウントを採用するレンズの多くは、マウントアダプター経由でNikon 1マウントを採用する「Nikon 1」のカメラボディでも利用可能。



(本誌:鈴木誠)

2011/10/17 14:27