ペンタックスフォーラム、田中三郎写真展「京浜東北沿線」


 ペンタックスフォーラムは、田中三郎写真展「京浜東北沿線」を9月7日から開催する。

僕は2011年4月までの7年間、単身赴任で埼玉・東京で仕事をしました。その間、通勤の足として使っていたのがJR京浜東北線。通勤で使う駅は実に限られた数しかありません。そこで、路線の半分は定期券でまかなえると云うたわいもない理由もあり、この鉄道沿線すべての駅から歩いてスナップ写真を撮ろうと思い立ちました。
撮影を始めて気づいたのは、東京のど真ん中でも、一歩路地に入るととっても生活観が感じられると言うことでした。また、その生活観を色彩にたとえるならば、京浜東北線の車両カラーであるブルーがとても似合うようにも感じました。これらの感覚は、撮影していた頃の僕の心情を反映しているものかもしれません。
東日本大震災の春、僕は単身赴任を終え家族のいる岩手に戻りました。この機に、京浜東北線を介して僕が感じてきた東京の印象をご覧頂ければと思います。

田中 三郎(写真展情報より)

  • 名称:田中三郎写真展「京浜東北沿線」
  • 会場:ペンタックスフォーラム
  • 住所:東京都新宿区西新宿1-25-1新宿センタービルMB(中地下1階)ペンタックススクエア内
  • 会期:2011年9月7日〜2011年9月19日
  • 時間:10時30分〜18時30分(最終日16時まで)
  • 休館:火曜日

(本誌:折本幸治)

2011/8/24 00:00