枇杷倶楽部ギャラリー、礒村浩一写真展〜東北関東大震災チャリティー〜「光彩陸離 光溢れる北の大地より」


 道の駅とみうら 枇杷倶楽部ギャラリーは、礒村浩一写真展「光彩陸離 光溢れる北の大地より」を4月1日から開催する。

このたび東北地方太平洋沖地震に罹災された方々への支援を目的とする、チャリティー写真展を開催させていただくことになりました。

日々テレビ等で報道される罹災された方々の窮状を目の当たりにするなかで、はたして自分にできることはなにかと考えました。しかし幸いにも罹災を免れた私や家人ではありますが、頻発する余震や計画停電などに起因する不安を考えるとまだ幼いこどもを持つ身としては被災地へ向かうことは躊躇わざるをえません。また募金など金銭的な援助や物資の提供なども個人として行える範囲には限りがあります。

では、いま写真家として出来ることはなにか。もちろん私も写真というものに携わる人間ですから、写真の持つ力というものも十分に理解しております。将来的には写真を通した勇気付けといった行動も大切な仕事です。しかし、現状においてはやはりすこしでも多くの金銭的な援助が最優先だと思いました。その為には1円でも、10円でも多くの義援金を集めることが必要だと思います。

個人としても写真家としても微力である私ではありますが、幸いにもこの考えにご賛同いただける方々のおかげにより、急遽チャリティー写真展を開催させていただけることになりました。今回の会場は千葉県南房総市にある道の駅「とみうら 枇杷倶楽部」常設ギャラリーです。

道の駅「とみうら 枇杷倶楽部」は、千葉県の南房総という自然に溢れる地に位置する道の駅です。高速の富津館山自動車道の終点「富浦IC」も近く、観光客もおおく訪れる憩いの場となっています。「道の駅グランプリ」では最優秀賞を受賞したこともあるこの施設は、洋風なトンガリ屋根が特徴的なかわいらしい佇まいです。裏手を流れる小川や四季の花々にもこころ休まります。

写真展を開催するギャラリーは、常時さまざまな作品発表の場を提供してくれています。今回私が展示いたします作品は2009年に東京・オリンパスギャラリー、京都・ギャラリー古都において展示いたしました作品と同じもとのなります。

作品は私が北海道において撮影を続けている、自然風景を中心としたものです。出会う度にさまざまな表情で迎えてくれる自然の表情と、そこに暮らす人々の厳しくも豊かな繋がりを、きらめく光のなか写真に捉えてきました。

写真展は入場無料です。会場では義援金への募金を募るとともに作品オリジナルプリント、写真展図録DVDの販売をさせていただきます。これら販売品の収益はすべて罹災者の方々への義援金とさせていただきます。

会場のお近くのかた、また春の房総へと足を伸ばされる予定の方はぜひとも会場にお立寄ください。
会場となる道の駅からは房総最南端の灯台の建つ岬や、春を迎え鮮やかな花々が咲く花畑もへも足を伸ばせます。春の房総撮影のついでに会場までお立寄いただければ幸いです。

(GANREF掲載の作者コメントより)

  • 名称:礒村浩一写真展「光彩陸離 光溢れる北の大地より」
  • 会場:道の駅とみうら 枇杷倶楽部ギャラリー
  • 住所:千葉県南房総市富浦町青木123-1
  • 期間:2011年4月1日~2011年4月7日
  • 時間:10時~17時(最終日は16時まで)
  • 休館:会期中無休



(本誌:武石修)

2011/3/29 13:19