【CP+】ワイドトレード、ベンロの動画撮影アクセサリーを展示

〜HDMI対応の外部液晶モニターも

 ワイドトレードブースでは、中国ベンロの動画撮影用アクセサリーを展示していた。フォトキナ2010でも展示していたもので、国内では初披露になる。いずれも価格は未定だが、3月末に発売する。

ワイドトレードブース

 デジタル一眼レフカメラで動画撮影をするためのサポートシステム。三脚撮影やショルダー撮影に対応できるセットを用意する。ブースに展示されていたのは、フルセットとなる「DV20A」。20万円前後の価格を予定している。ショルダー撮影と三脚撮影の両方に対応できるタイプ。カメラプレートをベースにショルダーパッド、マットボックス、フォローフォーカス、スイベルグリップ、トップハンドルなどを備えたパッケージ。ロッドのパイプはカーボンを使用した。後部にバランスウエイトも装着可能。

DV20A。カメラや外部液晶モニターはセットに含まれない
マットボックスには角形フィルターも装着可能

 そのほか、胸当て支持タイプの簡易型セット「DV30C」とDV30Cをさらにシンプルにした手持ち用モデル「DV60C」も用意する。これらのセットを構成するパーツは個別でも販売する。なお、ベンロではカウンターバランス機構を搭載したビデオ用雲台も発表しており、動画分野のカメラサポートシステムに本格的に参入していくとのこと。

 また、ベンロブランドのカメラバッグもラインナップを拡充する。小型のレンズ交換式カメラ用からプロカメラマン向けのバックパックまでを展示していた。収納量の割に価格を抑えたとしている。新製品のバッグは3月中旬の発売を目指している。

新製品のカメラバッグが並んだ

 最も収容量の大きなタイプの1つ「クイッケン500N」はデジタル一眼レフカメラ2台、レンズ4本、ストロボ、アクセサリーなどを収納可能なバックパック。価格は2万6,000円。ベンロのフラット三脚を差し込めるポケットを備えている。ファスナーは防滴タイプを採用した。

クイッケン500N
内部ベンロのフラット三脚用ポケットを備える

 ブースには、「RUIGE」(ルイグ)製の外部液晶モニターも展示していた。この製品のみインターリソースが正規代理店として輸入する。ルイグは中国・北京で放送用などのモニターを手がけているメーカー。10年以上の歴史があり、中国のテレビ局では高いシェアを持っているという。

 日本に投入するのは、4.8型(800×480ピクセル)の「5D Mate」(TL-480HD)シリーズ。発売は3月。HDMI出力した「EOS 5D Mark II」の映像をフルスクリーンにできるモードも備えているという。EOS 5D Mark II以外でも使用可能。ピントの山をつかみやすいピーキング表示もできる。

5D Mateシリーズ。ピーキング表示(白色)を行なったところ背面HDMI端子とHD-SDI端子を備える。HDMI端子には抜け止めのアダプターが付く
本体横のダイヤルで素早く表示の設定ができる。このダイヤルは誤操作防止のためにロックすることも可能付属のリモコンスイッチをフォローフォーカスのダイヤルに装着可能。ボタンを押すとピーキング表示と通常表示を切り替えられる

 対応インターフェース別に4種類を用意する。価格は、HDMI入力タイプの「TL-480HD」が7万円前後、さらにコンポジット入出力を備えた「TL-480HDA」が8万円前後、さらにHD-SDI入出力を備えた「TL-480HDB」が12万円前後、さらにHDMI入力をHD-SDIに変換して出力できるコンバーターを内蔵した「TL-480HDC」が16万円前後となっている。オプションで、背面に各種の充電式バッテリーを取り付けられるアダプターも用意する。

折りたたみ式のフードを備えている

(本誌:武石修)

2011/2/11 15:17