アドプラス、コンバージョンレンズ対応のトイデジカメ「GIZMON HALF D」

~“ハーフ判”を撮影可能。“MORIYAMA”や“BIYORI”などの画質モードも

 アドプラスは、コンバージョンレンズを付け替え可能なトイデジタルカメラ「GIZMON HALF D」を9日に発売する。価格は9,975円。

 9日からパシフィコ横浜で開幕するイベント「CP+2011」のギズモショップブースに展示する。

GIZMON HALF D

 トイデジタルカメラでは珍しく、オプションのレンズを付け替えてさまざまな描写を楽しめるカメラ。マウントは「GIZMONマグネットマウントリング」を採用。すでに同社がラインナップしている「GIZMONレンズシリーズ」を装着できる。GIZMONレンズシリーズは、マクロ、ウルトラフィッシュアイ、フィッシュアイ、トンネルエフェクターがある。

 本機は機種名にあるように、“ハーフ撮影”に対応しているのもトピック。通常の4:3(1,600×1,200ピクセル)に加えて、撮像素子の半分(800×1,200ピクセル)を使用する。「オリンパス・ペン」シリーズのように横位置に構えた状態で縦位置の写真が撮れる。「当時の金属カメラ風の外観を精密に再現し、高機能を可愛い小さなボディーにまとめました」としており、前面右上には“D”の花文字をプリントした。なお、正方形のアスペクト比も選択可能となっている。

「高度成長期に一世を風靡したハーフカメラをデジカメで復活させました」(同社)別売のGIZMONレンズシリーズをマグネットで装着可能

 ボディには実焦点距離3.8mm、F2.6のレンズが付いており、この部分にGIZMONレンズシリーズを装着することで、あたかもレンズ交換式デジタルカメラのように使用できる。撮像素子とレンズはアップルの「iPhone 3G」と同じものを使用しているという。フォーカスフリーの設計で、ピント調節は不要。

 仕上りを変更できるカラーモードは10種類。「STANDARD」、「VIVID」、「SEPIA」、「MONOCHROME」、「BIMO」、「YELLOW」、「BIYORI」、「MORIYAMA」「CROSS PROCESS」、「COLOR NOISE」を備える。MORIYAMAは強いコントラストのモノクロ写真に、BIYORIは緩くて暖かい女の子の好きな写真になるという。CROSS PROCESSでは、粒状感もフィルムに似せたとしている。カラーモードは動画撮影でも使用できる。

 ホワイトバランスはオートのみ。セルフタイマーと動画用のマイクも装備する。ストラップは両吊りができるほか、三脚穴も備えた。PCカメラとしても使用できる。

キーリングを付けて持ち運ぶこともできる三脚穴を装備
同社が扱うほかのトイデジカメとの大きさ比較
製品名GIZMON HALF D
撮像素子200万画素CMOS
レンズ実焦点距離3.8mm、F2.6
最短撮影距離50cm
感度ISO100-400
液晶モニター1.5型
記録メディアmicroSDカード(内蔵16MB)
動画記録AVI(640×480ピクセル・30fps)など
バッテリーリチウムイオン充電池
撮影可能枚数約300枚(内蔵)
外形寸法64×40×16mm
質量約35g(本体)



(本誌:武石修)

2011/2/4 19:57