キヤノン、Windows用「DPP」の不具合修正アップデータ


 キヤノンは11日、RAW現像ソフト「Digital Photo Professional」(DPP)のアップデートを公開した。更新後のバージョン番号は3.9.3。対応OSはWindows XP/Vista/7。

Digital Photo Professional(画像は3.9.2)

 更新内容は次の通り。

  • 特定の条件で撮影した画像の撮影情報を参照すると、Digital Photo Professionalが異常終了する問題を修正した。同条件のRAWファイルを現像(変換保存処理)するとエラーにより処理が完了しない問題も修正した
  • Digital Photo Professional 3.9.1/3.9.2で編集画面およびセレクト編集画面上に表示したツールパレットで、キーボードのテンキー以外からは“0”が入力できない問題を修正した

 Digital Photo Professionalの異常終了およびエラーを引き起こす画像は、デジタル一眼レフカメラ「EOS-1D Mark IV」で撮影し、かつカスタムファンクションの「AEマイクロアジャストメント」(C.FnI-16)もしくは「FEマイクロアジャストメント」(C.FnI-17)を「する」にし、設定値をマイナスにした場合の画像。 

 Digital Photo Professionalは、キヤノン製デジタルカメラに付属するRAW現像ソフト。RAW画像に対する周辺光量補正やピクチャースタイルの適用などが可能。



(本誌:鈴木誠)

2011/1/11 13:10