新宿ニコンサロン、吉田淳写真展「43枚の年賀状」


 ニコンサロンbis新宿は、吉田淳写真展「43枚の年賀状」を30日から開催する。

(c)吉田淳
作者が結婚してから現在に至るまでの、43年間の年賀状の集成である。

夫婦二人だけの時から、家族が順々に増え、子供たちが成長し、一緒に写ってくれなくなり、夫婦二人だけの海外旅行での写真は、最初は白黒フィルム、次にネガカラーになり、2006年からデジタルカメラでの撮影である。プリントも、白黒の手焼き、ネガカラーの発注からプリンターでの印刷へと変わった。年賀状の文字も、子供が小さい頃はかわるがわる書かせていた。しかしワープロを使うようになってからは、多少絵を入れることもあったが、面白みはなくなった。

1979年度の春日大社での写真は、カメラに慣れない作者の父親にシャッターを押してもらったところ、ガクンガクンと押し込んだため全カットがブレてしまい、それを知った父親は大変悲しそうな顔をしたことなど、作者の懐かしい思い出である。

一市民の家族の平凡な歴史だが、ぬくもりに触れられる作品展である。カラー18点・モノクロ15点。(写真展情報より)
  • 名称:吉田淳写真展「43枚の年賀状」
  • 会場:ニコンサロンbis新宿
  • 住所:東京都新宿区西新宿1-6-1新宿エルタワー28階
  • 期間:2010年11月30日~2010年12月6日
  • 時間:10時30分~18時30分(最終日は15時)
  • 休館日:会期中無休

(デジカメWatch編集部)

2010/11/16 13:38