足利市立美術館、企画展「足利風景 ―旅の視線、地の視線―」
足利市立美術館は、企画展「足利風景 ―旅の視線、地の視線―」を30日より開催する。
(c)尾仲浩二 |
(c)小林のりお |
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足利は、「歴史の街」として広く知られています。数百年にわたる長い時間の中では、無数の風景が生まれては消え、ここにその記憶を刻み続けてきました。多数の社寺や古い建物が点在し、時としてノスタルジックな姿を見せる足利の街ですが、そうした今の風景の裏側には、この地に数知れず宿る視えない風景が重なり、他にはない、独特の雰囲気をまとった景観をつくり出しているのです。
「足利風景 ―旅の視線、地の視線―」は、こうした足利の風景を対象とし、7名の写真家が新たに撮影した作品によって開催される展覧会です。ここでは、足利を見知らぬ地として訪れた5名の作品を「旅の視線」とし、足利と縁の深い2名の作品を、あえて旅する心をもって馴染みのある場所を見つめた「地の視線」とすることで、展示が構成されます。
これらの写真は、この場所に住む者の眼にも新鮮に映る、さまざまな足利の姿を見せてくれるでしょう。そしてそれは、長い時間に隠された、この地にまつわる風景の記憶の一端を、しばし目覚めさせるかもしれません。(写真展情報より)
参加作家は、「旅の視線」が尾仲浩二氏、小林のりお氏、島村美紀氏、白石ちえこ氏、吉増剛造氏。「地の視線」が田邉晴子氏、山田利男氏。
- 名称:企画展「足利風景 ―旅の視線、地の視線―」
- 会場:足利市立美術館
- 住所:栃木県足利市通2-14-7
- 期間:2010年10月30日~2010年11月28日
- 時間:10時~18時(入館は17時30分まで)
- 入館料:一般400円、大学・高校生200円、中学生以下無料
- 休館日:11月4日、11月24日
10月30日、11月14日、11月28日には学芸員によるギャラリートークを行なうほか、関連プログラムとして写真家、民俗学者、学芸員によるワークショップを会期中に実施する。詳しくは足利市立美術館のWebサイトを参照されたい。
2010/10/26 17:06