【フォトキナ】オリンパス、フォーサーズのフラッグシップ機「E-5」を展示
フォトキナ2010のオリンパスブースでは、マイクロフォーサーズのペンシリーズや、発表したばかりのE-5を中心として出展し、新製品のアピールを行なっていた。ブース内には21日に発表された高級コンパクトデジタルカメラのモックアップがケース内に展示され、来場者の興味を引いていた。
オリンパスブース |
欧州でも、ペンシリーズのようなミラーを持たないレンズ交換式デジタルカメラの人気が上がり、市場全体のシェアも拡大している。そうした中、クラシカルなスタイルのペンシリーズは欧州でも人気のようで、ブースの中心でひっきりなしに来場者が訪れていた。
来場者の人気を集めていたオリンパス・ペンライトE-PL1 |
ペンシリーズを取り巻くさまざまなオプションも同時に展示され、その世界観を表現していた |
欧州ではE-P2のホワイトモデルや、パンケーキレンズ「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8」のブラックモデルという国内未発表の製品があり、ブースではM.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8のブラックモデルをE-P2のブラックボディに装着したものを展示していた。
ブラックモデルのM.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8。国内での販売については検討中という |
また、国内では9月14日に発表されたマイクロフォーサーズの新レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6」と「M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7」はケース内の展示。実機は用意されていなかったので触ることはできなかった。
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6(右)。M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4-5.6とほとんど同じ大きさとなっている | M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7はケース内の展示のみ |
他社の600mm相当クラスのレンズと比較して、小型軽量をアピールする展示 |
欧州でも発表されたばかりのフォーサーズ規格のデジタル一眼レフカメラ「E-5」も人気を集めている。一部報道でフォーサーズ用レンズの開発を取りやめるという話も出ていたが、同社では明確にこれを否定。訂正文の要請を出すということで、来場者に対しても積極的にアピールしていくそうだ。
E-5も人気の的 |
E-5は、カメラとしての基本スペックの向上に加え、新アートフィルター「ドラマチックトーン」を含むアートフィルターやi-Finishを搭載。720pのHD動画撮影機能も搭載した。ドラマチックトーンはHDR風の画像を作り上げるフィルターで、複数枚の画像合成で作成するわけではないので、動体でも対応できるのが特徴だ。アートフィルターは、スーパーコンパネから設定するか、本体左上のMODEボタンから設定できる。
モード切替からアートフィルターを設定できる | 本体上部の左側にあるMODEボタンからモード切替画面を呼び出して設定できる |
実際に通常撮影(左)とドラマチックトーン(右)で取り比べたところ。ブース内の撮影を背面液晶モニターに映したので効果は分かりづらいが、暗部が明るくなり、HDRのような独特の雰囲気になる |
動画撮影に関しては、ライブビューボタンを押してライブビューにしたあと、背面右上にある動画撮影ボタンを押すと撮影開始、もう一度押すと終了する。シャッターボタン半押しでAFが動作し、さらにシャッターボタンを全押しすると動画撮影が終了して静止画が撮影され、自動的に最初から動画撮影が始まる仕組みのようだ。試用してみた限りは絞りやシャッタースピードの変更はできないようだが、ブースの説明員に聞いてみてもできるかどうかは分からない、との返答だった。
液晶右上にあるのがライブビューボタン、背面の右肩にあるAFターゲットボタンがムービーボタンを兼ねている |
コンパクトデジタルカメラでは、特にタフネスカメラの「μ-TOUGH 8010」がおなじみの氷づけだけでなく、衝撃耐久性もアピールする展示を行なっていた。
μ-TOUGH 8010は、相変わらずタフネス性能を示すためにハードな扱いを受けている |
恒例の氷づけ | 巨大な車のオブジェクトに轢かれたというイメージの展示 |
2010/9/24 18:09