キヤノン、SWCコートやISモード3を採用した「EF 300mm F2.8 L IS II USM」


 キヤノンは、大口径超望遠レンズ「EF 300mm F2.8 L IS II USM」を12月に発売する。価格は78万7,500円。

EF 300mm F2.8 L IS II USM

 同社が1999年に発売した「EF 300mm F2.8 L IS USM」の後継モデル。35mmフルサイズのイメージサークルをカバーする。

 新たに「SWC」(Subwavelength Structure Coating)コーティングを施してゴーストの軽減を図ったほか、蛍石レンズを前モデルの1枚から2枚に増やし光学性能を高めたとする。AF精度のほか、耐久性や堅牢性も向上させたという。「2012年ロンドンオリンピックにおけるプロ市場ナンバーワンに向けて、快適に仕事ができるプロの道具としての満足度を高める」(キヤノン)。

レンズ構成図。紫色は蛍石レンズ

 また、最前面と最後面には汚れを簡単に拭き取れるというフッ素コーティングを採用した。ゴミの付着も軽減できるとしている。

 シャッター速度換算約4段分の手ブレ補正機構「IS」も搭載する。シャッター半押し状態では手ブレを補正しない「ISモード3」も新搭載した。フォーカス駆動はリングUSM。

 レンズ構成は12群16枚。絞り羽根は9枚。最短撮影距離は2m。最大撮影倍率は0.18倍。フィルターは差し込み式の52mm。

 サイズは128×248mm(最大径×全長)。重量は2,350g。前モデルから200g軽量化した。フード「ET-120(WII)」、ケース「300B」、キャップ「E-145C」などが付属する。


(本誌:武石修)

2010/8/26 13:51