キヤノン、全周魚眼と対角魚眼を1本で実現するズームレンズ「EF 8-15mm F4 L Fisheye USM」


 キヤノンは、魚眼ズームレンズ「EF 8-15mm F4 L Fisheye USM」を2011年1月に発売する。価格は15万7,500円。

EF 8-15mm F4 L Fisheye USM

 全周から対角180度までを撮影できる魚眼ズームレンズ。35mm判のイメージサークルをカバーする。現行モデル「EF 15mm F2.8 Fisheye」の後継製品。APS-HまたはAPS-Cサイズの撮像素子を搭載するカメラでは、対角線180度のフィッシュアイ撮影が可能。APS-Cセンサー搭載のカメラでは、10mm付近で対角線魚眼となる。3サイズの撮像素子で本格的な魚眼効果を実現したのは世界初としている。

 リングUSMを搭載し、フルタイムマニュアルフォーカスを利用可能。ズーム領域を限定するズームリミッターも搭載する。レンズ最前面と最後面には、ゴミ付着を軽減するフッ素コーティングを施した。

 レンズ構成は11群14枚。2枚のUDレンズで色収差を低減した。絞り羽根は7枚。最短撮影距離は0.15m。最大撮影倍率は0.39倍(望遠端)。フィルターは挟み込み式。

 サイズは78.5×83mm(最大径×全長)、重量は540g。レンズフード「EW-77」、レンズケース「LP1219」が付属する。

レンズ構成図

(本誌:鈴木誠)

2010/8/26 13:43