ソニー、35mmフルサイズ機第2弾「α850」を海外発表
ソニーは28日、35mmフルサイズの撮像素子を搭載したデジタル一眼レフカメラ「α850」を海外で発表した。発売は9月で、価格は2,000ドル。国内での発売は未定。
α850 | α850 |
同社が2008年10月に発売した「α900」に続く、35mmフルサイズセンサー搭載機。α900との主な機能の違いは、光学ファインダーの視野率。それ以外の機能はほぼα900と共通。撮像素子は、35.9×24mm有効2,460万画素のCMOSセンサー「Exmor」でα900と同じ。映像エンジンもデュアルBIONZを継承した。ボディの外観もα900とほぼ同一。すべてのα900対応アクセサリーが使用可能となっている。なお、メニュー言語は15カ国語に対応しているが日本語は含まれていない。
光学ファインダーの視野率は、約100%だったα900から約98%に引き下げた。コストダウンを図ることで、35mmフルサイズ機の普及を進める。ちなみにα900の米国での実勢価格は2,700ドル前後。α850は約700ドル程度安くなる見込み。ペンタプリズムはガラス製。倍率0.74、アイポイントはアイピースレンズから20mmでそれぞれα900と同じ。測距点は9点を引き継いだ。
感度はISO200~3200、拡張設定によりISO100~ISO6400での撮影も可能。センサーシフト式の手ブレ補正機構も搭載する。また、「Dレンジオプティマイザー」も引き続き採用する。連写速度は3コマ/秒。
α850 | Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSMを装着したα850 |
撮影前に画像確認ができる「インテリジェントプレビュー」をα900から引き続き搭載した。海外で同時に発表した「α550」と「α500」が搭載している像面ライブビュー「マニュアルフォーカスチェックライブビュー」は搭載していない。またα900同様に、「クイックAFライブビュー」も非搭載となっている。
シャッター速度は1/30~1/8,000秒とバルブ。シンクロ速度は最高1/250秒。内蔵ストロボは搭載していない。液晶モニターは約92万ドットの3型で、固定式。記録メディアはCFとメモリースティックPROデュオ。HDMI端子も備える。電源はα900と同じリチウムイオン充電池「NP-FM500H」。CIPA準拠の撮影可能枚数は約880枚。
本体サイズもα900と同一で、156.3×81.9×116.9mm(幅×奥行き×高さ)、本体のみの重量約850gとなっている。
2009/8/28 12:21