キヤノン、シーン自動認識に対応した10倍ズーム機「PowerShot SX120 IS」


 キヤノンは、光学10倍ズームを搭載したコンパクトデジタルカメラ「PowerShot SX120 IS」を27日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は3万円前後の見込み。

PowerShot SX120 ISPowerShot SX120 IS

 2008年9月に発売した「PowerShot SX110 IS」の後継モデル。初心者でも使いやすいという自動撮影機能「らくらくモード」を備える一方、マニュアル露出などにも対応する。10倍ズームレンズを継承しながら、画像処理エンジンを一新したほか画素数を900万画素から1,000万画素に引き上げた。

 レンズは35mm判換算の焦点距離36~360mm、F2.8~4.3を引き継いだ。最短撮影距離は広角端で50cm、望遠端で1m。マクロ時は広角端で1cmまで接近できる。光学式手ブレ補正機構(IS)も搭載する。

 撮像素子は前モデルの1/2.3型有効900万画素CCDから1/2.5型有効1,000万画素CCDになった。最大記録解像度は、3,648×2.736ピクセル。映像エンジンは「DIGIC III」から「DIGIC4」になった。感度はISO80~1600。200万画素相当でISO3200の撮影も可能。最大640×480ピクセル、30fpsのMotion JPEG動画も撮影できる。

 新たに、シーン自動認識機能「こだわりオート」やダイナミックレンジを拡大できる「i-コントラスト」を搭載。より豊かな階調の写真を撮影できるという。また、人物の顔を検出して自動的にシャッターを切る「顔セルフタイマー」も新たに搭載した。ボディ背面にはコントローラーホイールも装備した。

内蔵ストロボをポップアップしたところ同梱品

 液晶モニターは約23万ドットの3型TFT。記録メディアはSDHC/SDメモリーカード、MMC、MMCplus、HC MMCplus。電源は単3電池×2本。アルカリ乾電池またはニッケル水素充電池が使用できる。

 本体サイズは110.6×44.7×70.4mm(幅×奥行き×高さ)、本体のみの重量は245g。




(本誌:武石修)

2009/8/20 14:41