富士フイルム、単3電池対応の12倍ズーム機「FinePix S1500」


 富士フイルムは、12倍ズームレンズを搭載したデジタルカメラ「FinePix S1500」を22日に発売する。価格はオープンプライス。一部店舗のみでの取り扱いとなり、店頭予想価格は3万円前後の見込み。

FinePix S1500
背面

 既発売のFinePix S100FSに比べるとコンパクトな製品で、ラインナップから一時消えていた単3電池採用の高倍率ズーム機。3月に閉幕した米国でのイベント「PMA09」で、富士フイルムが展示していた。海外のみでの販売が行なわれた後、一部の販売店における国内販売が決まった。

「シーンぴったりナビ」、「顔キレイナビ」といった近年の富士フイルム製品と共通する機能を搭載。加えて新たに「追尾オートフォーカス」や、カメラの向きを変えて撮影した3枚までの画像を自動でつなぎ合わせるパノラマ写真機能などを搭載した。

 撮像素子は有効1,000万画素の1/2.3型CCD。レンズは焦点距離33〜396mm相当(35mm判換算)、開放F2.8〜5の光学12倍ズーム。最短約2cmまで被写体に寄れるスーパーマクロモードも備えている。CCDシフト式の手ブレ補正機構も採用。

 プログラムAE、絞り優先AE、シャッター速度優先AE、マニュアル露出に対応する。約3.3コマ/秒で連続6コマまでの高速連写(記録画素数500万画素以下)、約7.5コマ/秒で連続15コマまで(同200万画素)の超高速連写も可能だ。

 液晶モニターは固定式の2.7型約23万ドット。100コマを同時表示する「マイクロサムネイル」にも対応している。SDHC/SDメモリーカードスロットを備えるほか、約23MBの内蔵メモリーへの記録が可能。

 本体サイズは102.5×67.8×73mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約324g(本体のみ)、約419g(電池、メモリーカード含む)。



(本誌:折本幸治)

2009/8/19 17:54