カシオ、被写体を自動で選ぶ「EXILIM ZOOM EX-Z450」
カシオは18日、撮りたい被写体を自動で検出するコンパクトデジタルカメラ「EXILIM ZOOM EX-Z450」を発表した。価格はオープンプライス。店頭予想価格は3万7,000円前後の見込み。ゴールド、ピンク、レッドを8月28日に、シルバーとブラウンを9月11日にそれぞれ発売する。
EXILIM ZOOM EX-Z450(シルバー) | EXILIM ZOOM EX-Z450(シルバー) |
人物以外の被写体でも自動的に撮りたい被写体を検出できる「さがしてフォーカス」を新たに搭載した。さがしてフォーカスは、撮りたいシーンにカメラを向けるだけで、構図の中でユーザーがどの被写体を狙ったのかをカメラが自動的に判断してピントと露出を決める機能。ピンボケなどの失敗を低減できるという。画像処理エンジン「EXILIMエンジン4.0」と画像解析技術で実現した。さがしてフォーカスは、同日発表の「EXILIM ZOOM EX-Z90」にも搭載している。
動く被写体を静止画に合成できる「ダイナミックフォト」も引き続き搭載する。今回から、ダイナミックフォトの素材を撮影する場合に、背景が平面で単一色の場合には1度の撮影で切り抜きができるようになった。従来は、主要被写体の有りと無しで2回の撮影が必要だった。また、ケーキやバラの花など合成用の画像データ約250種類を集めた「動くキャラクター素材」と、合成した画像を携帯電話などで楽しむためのPCソフト「Dynamic Photo Manager」を収めたCD-ROMを同梱する。
そのほか、「EXILIM Hi-ZOOM EX-H10」とおなじく風景撮影で印象的な色を引き立たせたり、霞がかかったシーンをクリアにできる「風景メイクアップ機能」を装備。また、人物の肌を滑らかにしたり、日差しによる顔の影を和らげられる「人物メイクアップ機能」も搭載する。
EXILIM ZOOM EX-Z450(ブラウン) | EXILIM ZOOM EX-Z450(ゴールド) |
EXILIM ZOOM EX-Z450(ピンク) | EXILIM ZOOM EX-Z450(レッド) |
撮像素子は1/2.3型有効1,210万画素CCD。最大記録解像度は4,000×3,000ピクセル。CCDシフト式の手ブレ補正機構を備える。最大1,280×720ピクセル、24fpsのHD動画(Motion JPEG形式)も撮影できる。感度はISO64~3200。
レンズは35mm判換算の焦点距離28~112mm、F2.6~5.8の4倍ズーム。最短撮影距離は10cm。液晶モニターは約23万ドットの3型TFT。記録メディアはSDHC/SDメモリーカード。内蔵メモリーは約35.7MB。
電源はリチウムイオン充電池「NP-40」。CIPA準拠の撮影可能枚数は約550枚。本体サイズは96.9×21.4×57.6mm(幅×奥行き×高さ)、本体のみの重量は約130g。
2009/8/18 16:13