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モニターレスの“レンズ付きフィルム風”デジタルカメラ「RewindPix」

クラウドファンディングサイトのKickstarterで、アナログカメラの操作感とデジタルの利便性を融合させたデジタルカメラ「RewindPix」のプロジェクトが展開されている。先行販売価格は99ドルからで、4月30日(木)現在、6,334人から88万4,763ドルの支援を達成するなど高い注目を集めている。

レンズ付きフィルムのような撮影体験を再現するというデジタルカメラ。撮影のたびに巻き上げダイヤルを模したレバーを操作する仕様とした。そのほか背面モニターは非搭載で、倍率0.78倍の光学ファインダー、キセノン管フラッシュ、コールドシューマウントを搭載したデザインとなっている。

専用のスマートフォンアプリには、有名ブランドの質感を再現したものを含む計36種類のプリセットを収録。それをベースに、粒状感(グレイン)、ライトリーク(光線漏れ)、全体的なカラーバランスなどのパラメーターの微調整にも対応する。

また、微調整したものを「自分だけのオリジナルフィルター」として、カメラに登録することも可能としている。

撮像素子には、ソニー製1/3.06インチ・1,300万画素のCMOSセンサーを採用。ダイナミックレンジを確保しており、明暗差のあるシーンでもディテールを保持しつつ、フィルム特有の柔らかな空気感を表現できるという。

レンズ構成は、ガラスレンズ4枚とプラスチックレンズ2枚の6枚構成。絞りはF2.2。焦点距離は35mm。レンズ先端には43mmのフィルターネジを備えている。

RewindPixを開発したのは、大手テック企業出身のシャオ・リウ氏。かつて自身の孤独や失恋を癒してくれた名機「Agfa Optima」への深い敬意が開発の原点にあるという。リウ氏が求める「アナログが持つ触覚的な喜びと、現代的なデジタルの利便性の融合」を形にしたとのこと。

本誌:宮本義朗