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100-400mm相当をカバーする超望遠ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO」
2025年9月10日 15:01
OMデジタルソリューションズ株式会社は、マイクロフォーサーズ規格の超望遠ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO」を9月27日(土)に発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は45万9,800円。受注生産となる。
35mm判換算で100-400mmをカバーする超望遠ズームレンズ。PROシリーズならではの高い光学性能や手ブレ補正などの技術を結集したとしており、自然風景、野鳥、野生動物、ネイチャーマクロなど幅広いシーンで活躍するモデルとして訴求する。
ズーム全域で開放F2.8を実現。またテレコンバーターの装着にも対応し、例えば2倍テレコンの場合、最大800mm F5.6相当までこの1本でカバーできることになる。三脚座を外した状態での重量は約1,075gで、手持ちでも超望遠撮影に挑戦してほしいとの思いを込めた。
レンズ構成は13群21枚。EDAレンズ1枚、スーパーEDレンズ2枚など使用しており、画面周辺まで優れた解像力を持つという。新開発の「ZERO(Zuiko Extra low Reflection Optical)コーティング II」を適所に施すことで、逆光下のゴーストやフレアを抑制した。
対応カメラとの組み合わせで、ボディ内手ブレ補正と協調する5軸シンクロ手ブレ補正に対応。400mm相当の望遠端においても、最大7.0段分の補正効果を実現した。
また近接撮影においても高い能力を発揮するとしている。最短撮影距離はズーム全域で0.78m。最大撮影倍率は0.5倍相当、2倍テレコンバーター装着時は等倍相当となる(いずれも35mm判換算)。
本体カラーはホワイトとなっているが、こちらは同じく受注生産で展開する「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO」と同様の遮熱塗装を採用した。黒塗装と比べて太陽光の赤外線を高効率で反射するため、レンズ内部の温度上昇が抑えられるという。
鏡筒はIP53対応の防じん防滴仕様。レンズ前面にはフッ素コーティングを施し、汚れを簡単に拭き取れるよう配慮した。
操作系としてはズームリングおよびフォーカスリング、フォーカスリミットスイッチ、L-Fnボタン×4個など搭載している。
付属のレンズフードには、円偏光フィルターなどの操作窓を設けた。フード先端にはゴム素材を使用し、傷がつかないように配慮している。
三脚座は、カメラにレンズを装着した状態での着脱も可能。レンズフット部はアルカスイス互換形状のクランプに対応する。
- 焦点距離(35mm判換算):100-400mm相当
- レンズ構成:13群21枚
- 絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
- 最短撮影距離:0.78m(ズーム全域)
- 最大撮影倍率(35mm判換算):0.16倍(50mm時)、0.50倍(200m時)
- 絞り範囲:F2.8~F22
- 外形寸法:91.4×225.8mm
- 質量:1,075g(三脚座、レンズフード除く)、1,250g(三脚座含む、レンズフード除く)
なお、大阪と名古屋で開催するOM SYSTEM ポップアッププラザでも「M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO」が先行展示されるという。実際に製品を体験できるほか、写真家と開発者によるトークイベントも実施。大阪会場は9月20日(土)に梅田センタービルで、名古屋会場は9月27日(土)に名古屋コンベンションホールで開催する。