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「α9 III」のグローバルシャッターで、Profoto製品の“TTL全速同調”が可能に

ソニーとの取り組みで実現 最速1/8,000秒での自動調光も

Profoto A10とα9 III

Profotoは6月5日(木)、クリップオンスタイルのフラッシュ「Profoto A10」などの最新ファームウェアの存在を告知。ソニー「α9 III」におけるすべてのシャッター速度でのTTL撮影が可能になる。

「α9 III」は、レンズ交換式のミラーレスカメラで唯一グローバルシャッター方式を採用。すべてのシャッター速度でのフラッシュ同調撮影を特徴の1つに掲げている。

「α9 III」で全速フラッシュ同調撮影を可能にする製品としては、ソニー純正の「HVL-F60RM2」「HVL-F46RM」などの名が挙げられていた。

新しいProfotoのファームウェアは、全速フラッシュ同調撮影について明言したことに加え、TTL(Through The Lens)撮影が可能な点についても特徴としている。すべてのシャッター速度で自動調光が行えることで、設定に費やす時間を短縮できるとしている。

最新ファームウェアは5月22日(木)から利用可能とのこと。「Profoto A10」「Profoto D30」「Profoto Pro-D3」「Profoto Pro-B3」向けがリリースされているという。「Profoto A10」以外の対象製品は、「Profoto A10」からのコントロールで同調する必要がある。

今回のアップデートについてProfotoは、「ProfotoとSonyによる拡大中の取り組みの第一歩」としている。パートナーシップを敷き、技術的な協力のもとでプロのクリエイターを支援する共通の意思を反映したものという。

本誌:折本幸治