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ニコン、「Capture NX-D」正式版を7月15日に無償公開

ベータ版の要望を反映。UI改善も

 ニコンは6月26日、RAW現像ソフト「Capture NX-D」(正式版 Ver.1.0)の無償ダウンロードを7月15日に開始すると発表した。

Capture NX-D(正式版 Ver.1.0)

 Capture NX-Dは、既存の「Capture NX 2」(実勢価格1万7,500円前後)の後継となる現像・調整ソフト。今回無償化する。2月からベータ版を公開しており、この度正式版のリリースが決まった。

 対応OSはWindows Vista/7/8.1、Mac OS X 10.7.5/10.8.5/10.9.2。

 ベータ版での要望を反映し、UIの改善やホワイトバランスをはじめとする調整項目の追加などを行った。

 また今後、要望が多かった自動レタッチブラシ機能などを含めて機能アップデートも行っていくという。

 主な特徴は以下の通り(引用)。

  • RAW現像に特化した、ニコンのデジタルカメラの性能を引き出す純正のソフトウェア
  • JPEG/TIFF画像の簡易調整に対応
  • 大きい画面や2画面モニターの利用時に使いやすい「フローティングパレット」
  • 複数画像、調整前後の比較などの多彩な表示形式
  • 調整情報を別ファイルに記録して保存する、「サイドカーファイル形式」を採用

 これまで同社製カメラには無償の画像管理・RAW現像ソフト「View NX」が付属しており、一部のRAW画像調整機能を有していた。今後同社製カメラのユーザーは、Capture NX-Dを無償で使えるようになる。

 なお、Capture NX 2のバージョンアップは終了する。

(本誌:武石修)