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ニコン、ミラーレスローエンド機「Nikon 1 S2」

クリエイティブ機能を強化

 ニコンは、Nikon 1マウントのミラーレス機「Nikon 1 S2」を2014年6月に発売する。価格はオープン。店頭価格はボディ単体が5万円前後、電動ズームキットが6万円前後、ダブルズームキットが8万円前後の見込み(いずれも税込)。

電動ズームキット
ダブルズームキット

 カラーはブラック、ホワイト、イエロー、レッドを用意。ボディ単体はブラックのみ、電動ズームキットはブラック、ホワイト、イエロー、ダブルズームキットはブラック、ホワイト、レッドが選べる。

 撮像素子は、2013年2月発売の「Nikon 1 S1」からスペックアップした有効1,418万画素のニコンCXフォーマットCMOSセンサー。現行上位モデルの「Nikon 1 V3」および「Nikon 1 J4」とは異なるスペック。感度はISO200-12800。RAW記録に対応する。画像処理エンジンはEXPEED 4A。

 AFは、Nikon 1シリーズに共通の「アドバンストハイブリッドAF」。撮像面位相差AFとコントラストAFを自動で切り替える。Nikon 1 S2では、コントラストAF時に135点、位相差AF時に73点を利用可能。

 Wi-Fi機能は内蔵せず、別売の「ワイヤレスモバイルアダプターWU-1a」でスマートデバイスと連携。画像転送やリモート撮影に対応する。

 シャッターは電子シャッターのみ。速度は1/16,000秒〜30秒。ストロボは1/60秒以下で同調する。

 1,920×1,080/60pの動画記録に対応。動画撮影中の静止画自動撮影など、Nikon 1 V3やNikon 1 J4にも搭載されている機能を継承している。

 シャッターボタンを押した前後10コマ(1秒間)から任意のコマを保存できる「お気に入りフォト選択」、ダイヤルを回して画面上のイメージを微調整できる「クリエイティブリング」も搭載した。Nikon 1の現行上位モデルと同様のクリエイティブ系モードを継承している。

 液晶モニターは3型約46万ドット。バッテリーは「EN-EL22」。

 記録メディアはmicroSDXC/microSDHC/microSDカード。

 外径寸法は約101×60.8×29.4mm。重量は本体のみで約190g、バッテリーと記録メディア込みで約230g。

(本誌:鈴木誠)