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オリンパス株の「特設注意市場銘柄」指定が解除

 東京証券取引所は10日、東証一部に上場しているオリンパス株の「特設注意市場銘柄」指定を11日付けで解除すると発表した。通常の銘柄に戻るのは1年7カ月ぶり。

 東証は、オリンパスが1月21日に提出した内部管理体制確認書の内容に基づき確認したところ、“内部管理体制に問題があると認められない”と判断し、同指定を解除した。

 オリンパスによる損失先送り問題を受け、東証は2011年11月10日にオリンパス株を「監理銘柄(確認中)」に指定。その後“内部管理体制について改善が必要”だとして、2012年1月20日に特設注意市場銘柄に指定していた。

 オリンパスは「今後も内部管理体制の整備・強化を継続するとともに、当社グループ一丸となって業績の向上および信頼の回復に努める」とコメントした。

(本誌:武石修)